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コロナ禍ということもあり、密を避けるべくアウトドアを楽しむ人が増えています。いろいろな形態のキャンプはもちろん、自転車やバイクで遠出する人もいるでしょう。

知らない場所へ行くのに便利なのがスマホのナビアプリ。自転車やバイクのハンドルに、車内のダッシュボードに、いつものスマホを取り付けるだけなので、専用のカーナビを買うより気軽に使えます。

しかし、先日、Appleが高出力のバイクのエンジンが生成するような振動でiPhone内蔵カメラに悪影響を与えることがある、という発表をし、本誌でも取り上げました。

光学式手ブレ補正やクローズドループAF搭載機種がその対象になりえるとのことでしたが、これはiPhoneに限った話ではなく、そのほかのスマホでも同機能を搭載していれば、“影響を受ける可能性”があると考えられます。

スマホをナビ代わりにしたいけど、何かしらの影響があるのは避けたい――そんな相反する願いをかなえてくれるスマホホルダーが、グリーンファンディングでキャンペーン中の「GUARDAMPER」です。

これは、最先端の防振システムを採用したバイク用スマホホルダー。スマホホルダーとして、スマホをつかんで離さないという基本性能だけでなく、スマホに深刻なダメージを与える揺れを軽減してくれる夢のようなアイテムです。

揺れを吸収する秘訣は、「ワイヤーロープアイソレーター」にあります。

スマホホルダーのグリップ部とハンドルに取り付けるクランプベース部の間に取り付ける部品は、スティックのような形状をしているものが多い中、GUARDAMPERでは剛性と柔軟性を兼ね備えた4本のワイヤーでグリップ部を支えるワイヤーロープアイソレーターを使っているので、引っ張り/曲げ/圧縮/せん断(並行方向の力の作用)にも強くなっています。

……と難しい話は置いておいて、取り付けましょう。

GUARDAMPERのパッケージ内容は以下のとおりです。グリップ部とワイヤーロープアイソレーター、ミラーまたはクランプベース、グリップ部とワイヤーロープアイソレーターを取り付けるネジ、そして簡単な取扱説明書。

まず、バイクのところへいく前に、GUARDAMPERのグリップ部に、このワイヤーロープアイソレーターを取り付けます。

スマホによっては、サイドガード内に収まらなかったり、電源やボリュームボタンと干渉してしまったりすることがあります。

▲ナビとして使っているAQUOS sense5Gの幅が広すぎて入らないの図

▲幅を調整したところ、電源ボタンに思いっきり干渉してしまっているの図

GUARDAMPERのサイドガードは、簡単に幅を変えられるだけでなく、上または下に付け替えることもできます。

▲ネジを緩めて幅を調節したり、ネジを外して完全に取り外し、上下のいずれかに取り付け直せるサイドガード

▲サイドガードに関係した部品をすべて取り外したところ

▲サイドガードを下に付け直した。これでスマホの電源ボタンに干渉することはなくなった

ここまでできたら、バイクに取り付けるだけです。バイクに取り付けてあったスマホホルダーの支柱とグリップ部を取り外し、古いクランプベースをそのまま使います(サンプルにはミラーベースが同梱されていましたが、筆者のバイクではミラーがライダーの体から離れているため、ハンドルに取り付ける必要があります)。

▲あっという間に取り付け完了(写真は、ホルダー部をAQUOS sense5Gに合わせる前のもの)

装着するには、スマホでGUARDAMPERグリップ部の上部サスペンションを押し上げるだけ。多少斜めに取り付けてしまっても、確実にホールドしてくれます。グローブを着けたままでも着脱できるのはかなり便利です。

では早速出かけましょう。バイクはヤマハ FAZER25、スマホホルダーはGUARDAMPER、スマホはAQUOS sense5G(電子式手ブレ補正ON)で撮影しました。

動画ではほとんど揺れを感じられませんが、バイクの風防の動きから、実際にはかなり揺れていることがわかります。ワイヤーロープアイソレーターの防振効果の高さを物語っています。

これだけ振動を吸収してくれるのであれば、愛用のスマホを安心して預けられそうですね。