14日、臨時株主総会で承認されたライブドア新執行部の(左から)平松代表取締役社長と清水、落合両取締役(プレスルームのモニターから)。(撮影:吉川忠行)

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証券取引法違反事件で堀江貴文元社長ら旧経営陣が逮捕・起訴されたライブドアは14日午後、千葉市の幕張メッセで臨時株主総会を開き、冒頭で山崎徳之代表取締役が「証券取引法違反により、多大なる心配と迷惑をかけたことをお詫びします」と謝罪した。参加した株主数は1794人だった。

 質疑応答では、計17人の株主が質問に立ち「旧経営陣の責任問題はどうするのか」「重大な事件を起こしたのに平日に総会を開催して、真剣に株主のことを考えているのか」「新経営陣にUSENから2人迎え入れているが、利益相反になるのでは」などと、新旧経営陣に対する批判的な意見が続出。議長を務めた山崎代表取締役が「誠に申し訳ありません。慎重に検討して、回答させていただきます」と事態の収拾を図る場面が何度もあったが、同時に「新経営陣以下、社員全員が胸を張って頑張り、会社を再生させてほしい」と新生ライブドアに期待する声も多く上がった。

 筆頭株主の堀江貴文元社長は欠席したが、落合紀貴副社長から「新経営陣に対し、全面的に支持するという委任状を頂いている」との説明があった。

 同総会は3時間20分に及んだ。ライブドアの株主総数15万4814人のうち、議決権行使株主数は2万268人。平松社長らライブドア執行役3人とUSENの宇野社長と幹部、ソニー元取締役の6人を取締役に選任する議案を含む全4議案が賛成多数で承認された。【了】

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