「非常に悔しい敗戦」 森保監督、まさかの黒星スタートに悔恨「攻撃ができなかった」
FIFAランク79位のオマーンに0-1敗戦、W杯アジア最終予選で格下に痛恨の敗戦
森保一監督の率いる日本代表は2日、パナソニックスタジアム吹田でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦を行い、試合終了間際の失点で0-1と敗れ、黒星スタートとなった。
アジア2次予選のグループFでは8連勝(46得点2失点)と、圧倒的な強さを見せて首位通過を果たしたが、最終予選の戦いは簡単ではなかった。
スコアが示すように日本は攻めあぐねただけではなく、ホームゲームで何度もエリア内にボールを運ばれるなど、ピンチを招いた。そして後半43分、自陣左サイドを崩されると、ゴール前にクロスを入れられる。これをFWイサム・アブダラ・アルサビに1タッチで合わされて、ゴールを決められた。日本はDF吉田麻也を最前線に入れてロングボールを送って同点ゴールを目指したが、同点ゴールを奪えないまま試合は終了。日本は最終予選、黒星スタートとなった。
試合後、森保監督は想定外なことがあったかと問われると、「我々が主導権を握ることも、相手が主導権を握ることもあると思っていた。彼らはしっかり準備をしてきているので、そう簡単な試合にならないだろうなというところで、非常に難しい試合になると思っていました」と、語った。
攻撃が機能しなかった前半を終えて、ハーフタイムではどのような指示を出したかを問われると「中央をしっかり相手が固めてきて、カウンターという形で、前半からサイドに起点はできていましたが、そのあと、フィニッシュまでつなげる攻撃ができなかった。サイドバックとか、サイドの起点と中央の距離感を良くすることは、ロッカーで話しました」と、説明している。
そして、勝ち点3がより強く求められることになった次節の中国戦に向けては「本当に悔しい敗戦になってしまいましたが、W杯(出場)に向けて次の試合は勝ち点3が取れるように最善の準備をしていきたいと思います」と、必勝を誓った。(Football ZONE web編集部)