「真のライオン」ベッカムも母国イングランドの健闘を称え、敬意欠く人に苦言「ファンではない」

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イングランド代表のレジェンドでもあるデイビッド・ベッカム氏が、ユーロ2020で準優勝を果たした母国に激励のメッセージを送った。

11日、ユーロ2020の決勝が行われ、PK戦までもつれた試合はイタリア代表が勝利。悲願のユーロ初制覇を目指したイングランドは、決勝で敗れて準優勝に終わった。

シーズンを通して活躍した若手選手を積極的に起用し、将来性を持たせながらも勝ち上がってきたイングランド。その戦いぶりには、優勝を逃した悔しさもありながら、過去最高の成績を残したことで称賛の声が多かった。

一方で、PK戦で失敗したマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカの若手に対してSNS上で人種差別的な侮辱投稿が確認されたほか、最後のキッカーとなった19歳のサカを戦犯扱いする人もおり、物議を醸している。

そんな中、スタンドでの観戦する姿も確認されたベッカム氏が自身のインスタグラムを更新。自身も成し遂げられていないユーロ準優勝という結果を称え、非難する人々への苦言を呈した。

「我々のチームがこの大会を通して、真のライオンのように戦うのを観ることができたのはとても光栄だった。昨夜は悲痛な結果だったけど、本当に重要な事を思い出してほしい」

「男子のイングランド代表にとって、50年以上ぶりの好成績だ。我々がとても必要としていた時に、我々の国に対して勇気、立ち直る力、そして情熱を示してきたチームだ」

「ピッチ外でもとてもポジティブな変化をもたらし、ファンが見ていてワクワクするような選手である若いチームだった」

「確かな価値観と誠実さを持ってリードする素晴らしい監督もいる。彼らは皆、感謝と尊敬の念に値する」

「ガレスとその選手たちへ。これがどれほど傷つくことなのかは理解しているけど、自分たちが成し遂げたことに対して国の誇りと感謝の念を持って、正しい方法でやってきた」

「今日はみんなが1人1人を応援し、敬意を払わない人間は、イングランドのファンではない」

「勝手も負けても、我々は共に立っている。顔を上げてください」