オンラインビジネススクール「UNCOMMON」がスタートから高い満足度を獲得! 登録者92万人超えビジネス系YouTuber真子就有氏に聞く新しい挑戦

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ビジネス系YouTuber「マコなり社長」としても知られる真子就有(まこ ゆきなり)氏がオンラインビジネススクール「UNCOMMON(アンコモン)」を2021年1月4日より開講した。

真子就有氏が代表を務める株式会社divでは、現在までに2万名以上が受講している国内最大級のプログラミングスクール「テックキャンプ」を運営しており、今年1月から新たに立ち上げたビジネススクール「UNCOMMON」に注目が集まっている。

「UNCOMMON」を開始するまでの経緯や他社のビジネススクールとの違いについて、真子就有氏に直接話を聞いた。


■どんな人でもスキルアップできるビジネススクール
真子就有氏は、1989年生まれの31歳。
青山学院大学在学中から複数のITベンチャーにインターンとして勤務し、在学中に株式会社we-b(現・株式会社div)を起業。
「すべての人が幸せに生きる世界をつくりたい」という想いのもと、2014年に短期集中プログラミングスクール「TECH::CAMP」(現・テックキャンプ プログラミング教養)を立ち上げた。
2016年にはテックキャンプエンジニア転職も開始。現在までに2万人以上の卒業生を輩出している。また、仕事にすぐに役立つスキルを体得するオンラインビジネススクール「UNCOMMON」を2021年1月にリリースした。

真子就有氏
「これまでYouTubeでビジネススキルについて配信を続けてきましたが、動画を見ているだけでは身につかないと思ったことがきっかけです。僕が発信し続けてきたことって、世紀の大発見ではないんですよね。
にも関わらず、なぜ、多くの人が見てくださったのか、その答えは動画が面白かったからです。
でも多くの人は動画を見るだけで終わってしまい、ビジネススキルが身につかない。そこで、さらにその先を考えたとき、アウトプットする環境を作ることしかないと思ったのがUNCOMMONを立ち上げた理由ですね。」

YouTubeで伝える内容は普遍的であるが、視聴者が本当に欲しい情報を考え抜いたので支持されたそう。UNCOMMONの構想自体は2019年末からあったという。

ビジネススクールはたくさんあるが、どこに違いがあるのだろうか?

真子就有氏
「ほかのビジネススクールは何かというところから、話す必要があると思います。
一番代表的なものはMBA(経営学修士:Master of Business Administration)の取得を目指すスクールですが、MBAって、普通の人はなかなか取らないですよね。自営業者、経営者、企業幹部の方が行くもので、普通の方が行くビジネススクールではないです。
そういう意味で、MBA取得を目指すビジネススクールとはまず対象が違います。
あと、学習内容の7割がアウトプットをするワークショップというのも新しいと思います。」

UNCOMMONは、仕事で成果を出すための基礎スキルを実践的に学ぶ。
さらに毎日、ほかの受講生とペアでビジネスに関するワークショップをおこなう。
緊張感をもって授業に取り組める上、他者とのアウトプットにより気づきにもつながる。

UNCOMMONは、社会で働く上でどんな人でも必要となるスキルを学べるスクールだという。


UNCOMMONの特徴について語る、真子就有氏。


UNCOMMONは受講生の声を聞きながら、学習スタイルを設計している。
大切なのは、習慣化すること。どの学習スタイルを選んでも、毎日ワークに励み、やり切る体験を積むことで自信がついていく。

今後も、受講生にとってより受けやすい受講時間を模索していく予定だ。


■あえて宿題を出さない理由
UNCOMMONと他社のビジネススクールの大きな違いとして、UNCOMMONには宿題がないことも挙げられる。

真子就有氏
「(宿題を)出しても、やらないからです。
宿題を出しても、生徒の学力は向上しないという研究結果もあるくらいなので。
宿題を完璧にやり切れる人は、そもそもUNCOMMONを受講する必要がないと考えています。」

難易度にもよるが宿題を完璧にやり切れる人は1割もいないという説もある。
また忙しい生活の中で、新しい知識を身につけられる人は少ない。こうした考えから宿題は出さないという。
つまり、9割の人ができないものは、出さない。
仕事の効率を何よりも優先する真子就有氏らしい考え方だ。


真子就有氏
「ビジネススキルの中でも、ToDo管理は難しいと考えています。
ToDo管理ができるなら、それだけでも人生は大成功すると思っています。
そんな難しいこと(宿題)を強いるのが、非常識だと思いますね。」


現在のビジネススクールの既存のスタイルについて熱く語る。


UNCOMMONの授業料は、17万3,800円(税込)。
テックキャンプと同様、UNCOMMONでも条件付きで全額返金を用意している。
この点についても聞いてみた。

真子就有氏
「価値がないものにお金を払って欲しくないからですね。言葉を変えれば、お客様とフェアでありたいということです。」

ビジネススクールとして考えた場合、UNCOMMONの授業料は高いのか、安いのか。

真子就有氏
「値段というのは人によって感じ方が変わる主観的なものです。私が言うと私の主観になってしまうので、私の口からは一概に高い・安いは言えないですね。
ただ比較対象として、質の高い1Dayのビジネスセミナーであれば、5万円〜10万円、高額なものであれば数十万円のものもあります。
UNCOMMONは1カ月間、毎日ワークをしていって、その間も皆さまに安心して受講いただけるよう、スタッフがサポートしています。そのサポートを含めたサービスとすると、1カ月17万3,800円(税込)は既存のビジネススクールと比べて、特段高い金額でないと考えています。」

授業内容はすべて真子就有氏が監修しており、品質には強くこだわっている。


■UNCOMMONは今までにないサービス
最後に、今後考えているUNCOMMONの展開について聞いた。

真子就有氏
「今のところ公表できるものはないですね。とにもかくにも新しいサービスなので、比べるものがない状況です。

このサービスは、例えば新しいラーメン屋さんを作るといった事とは全く異なります。カテゴリーが認知されていて、すでに存在する市場の中でどういうポジションかという話ではなくて、そもそも市場がありません。
オンラインのビジネススクールにお金を払う市場がまだないと思うんですよね。

こういう一般の方に向けたオンラインのビジネススクールは、価値を理解してもらうのが非常に難しいと思っています。」

UNCOMMONは、ビジネス系YouTuberとして情報を配信してきた真子就有氏だからこそできたビジネスだ。市場選定として、難しいビジネスだとの自覚もあるという。
まさに新しい市場の開拓といえそうだ。

真子就有氏
「どのように市場を作っていくかというと、利用してくれる受講生の満足度を高めて『受講してよかった』『UNCOMMON、良いらしいよ』といった口コミを広げていくことが重要だと思っています。
いかに『普通の人』が『やって良かった』と感じて口コミとして広げてくれるか、そこが一番重要です。」

UNCOMMONは、受講生の満足度が高いという。
先行リリース時の受講生50名(有料受講)を対象にした調査では、満足度は、5点満点中の4.86点となっている。

多くの人の人生を変えるきっかけになることを信じて今はやり続けていくという。
真子就有氏のチャレンジに期待と注目をしたい。

UNCOMMON


ITライフハック 関口哲司