ドローンで5.4K動画に対応! 1インチセンサー搭載したDJI Air 2S

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最近のドローンは、飛行性能の向上だけでなく、カメラ機能の向上には驚くばかりです。
いまやドローンの空中撮影では、高解像度の動画や静止画の撮影は当たり前になってきています。

個人ユーザー向けの軽量ドローンでも、4K動画が撮影可能なモデルも増えていますが、
「DJI Air S2」では、4Kよりも高解像度な5.4K動画にまで対応しています。
さらにイメージセンサーは1インチという大型センサーを搭載しており、デジタル一眼にせまる高画質化を実現しています。

DJI社よりDJI Air 2Sのデモ機をお借りしたので写真で紹介します。


DJI Air 2S


DJI Air 2Sは、重量595、折りたたみ式で可搬性も高いドローンです。
199gの軽量ドローンDJI Mini2と同じスタイルの折りたたみ式です。


折り畳んだ状態 左がDJI Mini2、右がDJI Air 2S


DJI Air 2S搭載のイメージセンサーは、デジタル一眼なみの1インチ、有効画素数20MPのセンサーを搭載しており、5.4K/30fpの動画撮影が可能です。
ジンバルは3軸となっており、飛行中の撮影でもブレが起きないようになっています。


カメラは1インチセンサーを搭載


送信機は伝送システムOcuSync 2.0に対応しており、飛行中に安定した画像を受信できます。またスマートフォンをケーブル接続で搭載し、専用アプリDJI Flyを利用することで、飛行モニターもできます。


送信機(iPhone 12 miniと接続例)


DJI Air 2Sの新機能マスターショットは、被写体を選択後、2分間の自動飛行を行い、15秒程度の動画を自動作成します。ドローンの高度な飛行テクニックで自動撮影することができます。


マスターショット作例


静止画はRAW形式に対応しており、本格的な風景写真にも対応できます。
HDRパノラマとして、180度、スフィアなどにも対応しており、複数枚の写真を合成して作成します。


HDRパノラマ180度の作例


DJI Air 2Sの飛行時間は無風状態で最大31分、飛行距離は最大18.5kmと余裕のある仕様となっており、ゆったり撮影を行うことができます。

実際に飛行させてみると、飛行の安定感があり、軽量ドローンでは飛行が難しい風のあるシーンでも安定して飛行ができました。また本体から送信機への画像転送も安定していました。

本格動画が撮れるドローンとして、ステップアップを目指すドローンユーザーには最適な機種がDJI Air 2Sでしょう。


執筆 伊藤浩一