栃木県は19日、新型コロナウイルス感染症の対策本部会議を開き、新規感染者の増加などを踏まえ、県独自の警戒度レベルを1つ上げて、上から3番目となる「厳重警戒」に引き上げることを決めました。

県内の感染状況は18日時点で、経路不明の新規感染者が増えていることに加え、クラスターが複数発生し、人口10万人あたりの新規感染者数と療養者数の指標が厳重警戒レベルの範囲に入っています。

また、病床の使用率は厳重警戒の直前の値で医療提供体制の負荷が増えていることから、県独自の警戒度を上から3番目の「厳重警戒」に一段引き上げることを決めました。 

その対応として、県民に感染者が多い東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県への不要不急の移動を避けることを要請し、事業者に対しては職場関係の5人以上の会食を控えることを求めます。

期間は20日から4月11日までです

福田知事は今月1日から15日までの新規感染者192人のうち、およそ半数が外国籍と明らかにしました。

県は、市と町と連携して企業や飲食店などへの個別訪問を行い、注意喚起をするということです。

一方、国と協力して先月22日から宇都宮市内で実施している症状がない人のモニタリング検査では、これまでに1490件の検査を行い、すべて陰性でした。

今後、実施地域に小山市を追加します。