養鶏場の防疫措置を完了 来月10日終息目指す 鳥インフル
今月13日に芳賀町の養鶏場で確認された高病原性の鳥インフルエンザについて栃木県は19日、殺処分した鶏を埋める作業や施設の消毒作業が完了したと発表しました。
今月13日、芳賀町で県内の養鶏場で初めて高病原性鳥インフルエンザが確認され、県はここで飼育されている7万6886羽の殺処分を15日までに完了しました。
その後は処分した鶏とフンやエサ、産んだ卵を隣接する土地に埋める作業を行い、並行して施設の清掃と消毒を進めてきました。
延べ2854人が対応にあたって、19日午後2時にすべての防疫措置が完了したということです。
半径3キロから10キロの搬出制限区域内にある26の養鶏場などのうち半数は区域外へ卵などの出荷が可能となっていますが、この区域にあるすべてで制限が解除となる今月30日まで毎日、死んだ鶏の数を県に報告することになっています。
一方、発生した養鶏場から半径3キロ以内では卵や鶏の移動禁止が4月10日まで続けられます。
この期間中は周辺の幹線道路5ヵ所で行っている畜産関係の車両の消毒と発生農家の定期的な消毒を行い、この移動制限の解除をもって終息を判断するとしています。