地域の活性化に向けて高校生たちが考えたアイデアのプレゼンテーションが17日、佐野市役所で行われました。

少子高齢化や人口減少が進む中、佐野市は新たな市の魅力を発信するため、高校生ならではの視点と柔軟な発想力を期待して佐野日大高校で去年発足したまちづくり部の生徒たちと地域活性化に向けた取り組みを進めています。

生徒たちは2月24日に市の職員の案内で市内を巡り、そこで課題や問題点を見つけ、飲食や観光などをテーマにアイデアを考えました。

17日は、まちづくり部のそれぞれの班が取り組んできた成果を職員の前で発表しました。

観光をテーマにしたこちらの班が考えたのは、ガチャガチャ、カプセルトイとクーポン券を合わせた市内回遊計画です。

飲食店で配布するコインで観光地に設置したガチャガチャを回してもらいクーポン券を取得。それで土産物などを買ってもらうというものです。

一方、自然が豊かな市の北部に着目したこちらの班は、キャンプやバーベキューが楽しめる公園の整備を提案しました。

遊具や遊歩道を設置することで山間地にも活気が出て自然と融合する新たな都市像をPRできると発表しました。

佐野市では実現できるものは取り入れていきたいとしていて、佐野日大高校でもキャリア教育の一環として、この部活動を継続していきたいということです。