ジョージ・オーウェルのSF小説「1984」をドラマ化!ビジュアルが衝撃的なシリーズに!?

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ジョージ・オーウェル著のSF小説「1984」にインスパイアされたドラマシリーズを米ABCが製作することが明らかとなった。米Deadlineが伝えている。

小説の舞台は、1950年代に核戦争が起きた後、世界がオセアニアとユーラシア、イースタシアという3つの超大国によって分割統治された1984年。各国では思想や言語、結婚まで政府によってコントロールされ、個人の自由が制限されていた。そんな体制に、真理省記録局に勤務するウィンストン・スミスが疑問を抱き始める...。同小説に関しては、ジョン・ハート主演で1984年に映画化される他、1956年にもエドモンド・オブライエン主演で公開されている。

1984年のマイケル・ラドフォードがメガホンをとった映画版は小説の物語を忠実に描いていたが、全5話となるドラマ版は小説よりもロバート・イッケとダンカン・マクミランが手掛けた2013年の舞台に近い設定になるとのこと。舞台版は、小説のデストピアな世界や悪夢をワイルドにビジュアル化して話題となり、なかには鑑賞中に失神したり嘔吐したり、退場する人もいたという。よって、ABC版もホラー要素が濃厚な、ビジュアルが衝撃的なシリーズになる可能性がありそうだ。

ドラマ版では、舞台版を演出したイッケとマクミラン、デヴィッド・フリン(『セラフィム・フォールズ』)、ポール・リーが製作総指揮を務める。

ドラマ版の製作についてイッケとマクミランは、「監視や"フェイクニュース"、真実の崩壊が横行する分断の時代に、世界が民主主義と政府と取っ組み合いをしており、オーウェルによる傑作の緊急性は否定できません。TVは人々が外の世界よりもメディアを信頼している社会を描いた、オーウェルの作品に相応しい場所だと思います」と語った。

ドラマ版「1984」に出演するキャストなどが発表され次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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舞台版「1984」WhatsOnStageのTwitteより