佐野市が進めている「佐藤の会」のプロジェクトが大手金融機関のふるさと応援事業に採択され18日、企業版ふるさと納税としておよそ1000万円が寄付されました。

この日、信金中央金庫栃木県分室の吉田智哉所長などが佐野市役所を訪れ、岡部正英市長に寄付金989万9千円の目録を手渡しました。

信金中央金庫では創立70周年事業として全国100の自治体を対象に総額10億円の企業版ふるさと納税を行っています。

「佐藤の会」は日本で一番多い佐藤姓のルーツが「佐野の藤原」が有力とされていることから地域を盛り上げようと去年3月に発足したものです。

この「佐藤の会」のプロジェクトを佐野信用金庫が信金中央金庫に推薦した結果、企業版ふるさと納税の対象に選ばれたということです。

観光のPRが難しくなっている中、「佐藤の会」として佐野市とつながりのある会員を増やすことができ、新型コロナウイルスの収束後にも観光客の増加が見込まれる点などがユニークだと評価されました。