感染症防止対策の一環として最適な換気に向けて室内のCO2濃度を測る調査が、12日から那須塩原市内の小中学校で始まりました。

那須塩原市では最適な換気方法を検証するため、室内のCO2濃度などを測ることができる機械を導入し、市役所などでデータの収集を行っています。

12日から調査範囲を市内の3つの小中学校に広げました。

このうち厚崎中学校では3年生のクラスで給食や授業の時間に測定をしました。

空気感染を防ぎウイルスの不活性に向けた目標値として、国ではCO2濃度が1000ppm以下、室温18℃以上、湿度40%以上を推奨しています。

換気前には1300ppmだったCO2濃度は窓を開けて換気をすると値が下がっていきました。

調査期間は今月末までで、調査は教室のほか体育館や音楽室など場所や人数、換気方法を変えるなど、さまざまな状況で測定していくということです。

那須塩原市教育委員会では調査結果をもとに学校生活におけるガイドラインに反映し、活用してもらいたいと話しています。