関東の1都3県で緊急事態が宣言されてから初めての連休でしたが、本来ならば客入りに期待がかかる連休も各地の商業施設では営業時間の短縮など対応に追われる3日間となりました。

先週木曜日に国が緊急事態を宣言。栃木県内でも金曜日から宇都宮市をはじめ県内全域の飲食店や遊興施設などの事業者に午後8時までの営業時間短縮の働きかけが行われて初めての連休。

県内有数の観光地にも影響がみられました。

那須どうぶつ王国は通常、冬のこの時期は週末のみの営業を行ってきましたが、国の宣言を受けて急きょ12日から来月10日まで臨時休園することを決めました。

去年秋に日本で唯一となるホッキョクオオカミの展示を始め、生き生きとした動物たちの冬の姿を見せられると期待していた矢先のことでした。

オフシーズンですが11日はインターネットなどを通じて休園を聞きつけた人たちが駆け付け、例年並みの客入りだったということです。

先行きの見えない中、那須どうぶつ王国では休園期間を園内の整備に充てるほか、休園中の動物の姿をSNSで公開するなどして春先に多くの客を迎えられるよう準備を進めていくということです。