新型コロナウイルスについて県と宇都宮市は9日、過去2番目に多い138人の感染を確認したと発表しました。5日連続で100人を超えている他、下野市と佐野市で新たに2つのクラスターが発生しています。

感染が確認されたのは、宇都宮市や下野市、佐野市など10歳未満の未就学児から90代の男女138人です。

宇都宮市の発表分だけで60人がの感染が確認されています。

県内22例目のクラスターとなったのは、下野市の高齢者施設です。職員や入所者など27人が感染しました。

佐野市の障がい者施設でも職員や利用者など13人の感染者が確認され、23例目のクラスターと認定されました。

県内で感染が確認されたのは累計で2392人になりました。

一方、現在の療養者の数は1103人、このうち重症者は15人、入院調整中の人が805人となっています。

県が確保している病床と宿泊療養室の数は合わせて617ですが、療養者の数が486人上回っている状況です。

近県を見ると埼玉県では過去最多となる518人が感染、茨城県では1人が死亡し109人が感染、群馬県では63人の感染者が確認されています。

県内のその他の関連情報です。日光市は8日、日光消防署の消防士の20代男性と市内の小学校の教員の50代女性の感染が判明したと発表しました。

消防士の男性は今月5日まで休みで、6日に勤務していましたが市民との接触はありませんでした。同じ職場にいた2人の消防士が自宅待機となっています。

小学校の教員の女性は先月26日以降、出勤していないため、小学校は通常通り授業を継続するということです。

また、さくら市は12日から体育館や氏家公民館、喜連川公民館、瀧澤家住宅などの施設の貸し出しを希望する利用者を市民に限定するほか午後8時で閉館する措置をとります。

「道の駅きつれがわ」は13日からの営業時間を温泉施設は午後9時まで、直売所は午後5時までに短縮します。

栃木県に国の緊急事態宣言が出された場合は、さくら市内にあるすべての関連施設の利用時間を午後8時までにするとしています。