新型コロナウイルスの無症状の感染者の早期発見につなげようと、那須塩原市では今月18日から市民向けのPCR検査を開始します。

那須塩原市が行う市民向けの検査は無症状の人が対象です。

唾液を提出する方法で自己負担額は一検査当たり千円で、5人程度までの検体をまとめて検査できる「プール方式」で行います。

電話での申し込みして検査キットを受け取った後、自分で検体を市内の検査事業所に持ち込みます。

陽性が判明した場合は市から連絡があり、家族を含めて医師による確定するための検査を受けることになります。この場合の自己負担はありません。

検査の受け付けは今月12日からです。

市では市民と同様に市内の高齢者施設の従事者もこの検査対象とします。

また新たに施設に入所する高齢者については医師による確定検査を行っていくということです。

一方、市では10月末から塩原温泉や板室温泉の宿泊施設の従業員に対しPCR検査を行い、先月までに85人が検査を受けたということです。

自己負担が高いことや病院に行く時間がないなどという意見があがったため、今月18日からは検査の自己負担をなくし検体を持ち込む集積所をそれぞれの温泉郷に設け、検査数を増やしていきたい考えです。