【動画】ゴールデン・グラブ賞は選手間投票にすべき? 里崎智也氏は「記者投票よりもドロドロする」

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 11月30日、里崎智也氏がYouTubeに動画を投稿。ゴールデン・グラブ賞の選出を「選手間投票」にすることで起こる問題について語りました。

 ゴールデン・グラブ賞は正式名称を「三井ゴールデン・グラブ賞」といい、卓越した守備でチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレーを基準として選出された「守備のベストナイン」を表彰するものです。選考は各メディアのプロ野球担当として5年以上にわたって現場取材を主に担当している記者たちの投票という形式で行われます。
 最近、ゴールデン・グラブ賞について「選手間投票の方が良いんじゃないか?」という意見があるそう。選手の方が選手を見ているから、というのが理由とのことですが、里崎氏はこれを一蹴。「あまい」「選手間投票にしたら正しい投票が行われる? なわけないやん」と即答しました。選手同士の好き嫌いがあるなどの理由から、「選手間のほうがドロドロしますよ」と指摘。特定の選手に獲得させるために、チーム単位での忖度もありえるとのことです。
 また、選考に選手の主観が入ってしまうことも考えられるそう。たとえば打者として投手を選ぶ場合、客観的に成績が優れている投手より、自分にとって打ち辛い投手を選んでしまう可能性も。さらにゴールデン・グラブ賞は無記名投票のため、自分自身に投票することもできます。そうすると獲得の可能性がある選手が自分自身に入れることもあるだろう、としました。以上を踏まえると選手間投票は「怪しいですよ」と話しています。


<◆時間メモ>
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・ゴールデン・グラブ賞は選手間投票の方が良い?
・選手間投票の方が「ドロドロする」
・選手間投票のシステムにも疑問
・自分の得意・不得意で選ぶ選手が変わる?
・選手が投票で「工作」をする可能性も
・里崎氏も「受けた投手」と「対戦した投手」で評価が違う
・変な選手に投票をする記者を防ぐためには
・選手間投票は「怪しい」
・選考委員会方式にするのは難しい