「アメリカ楓通り」←この地名、何と読むかわかる?
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年10月28日放送の「なぞの細道」のコーナーでは、金沢市広阪のアメリカ楓通りから中継をしていました。
アメリカ楓が植えられた並木道で、県内でも人気の高い紅葉スポットです。
ところで、そのアメリカ楓は「あめりかふう」と読むのですが、なぜ楓をカエデではなく「ふう」と読むのでしょうか。
ここがアメリカ楓通り(画像は金沢旅物語公式サイトより)
なぜカエデじゃないの?
実は、アメリカ楓の正式名称は「モミジバフウ」と言います。
これは、見た目から「モミジの葉『風』」という由来でつけられているのです。
確かに葉っぱの形はもみじとそっくりです。
モミジとカエデは植物学的には同じですが、アメリカ楓は別の植物。
カエデはカエデ科カエデ属、アメリカ楓はマンサク科フウ属の植物です。
見分けるポイントは種。トウカエデの種はヒラヒラの羽根がついていますが、アメリカ楓の種は小さな松ぼっくりみたいな形で全く違うのです。
もみじ風だね、と言うことから名付け慣れたアメリカ楓はカエデではなかったのですね。
(ライター:りえ160)