土曜夕方に開催された宿敵FCシャルケ04とのレヴィアダービーに先立ち、TV局スカイとのインタビューに応じたボルシア・ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDに対して、当然ながら最近4試合に渡ってベンチへと座っていた守護神、ロマン・ビュルキの話題へと及ぶこととなった。

 これに対して同SDは、「ロマンは当初、病気を患ってしまったために欠場を余儀なくされており、それからは負傷もあって欠場していたことを、我々は既に何度も説明しているではないかそしてヒッツはそこで良いプレーを見せてくれていたが、ただこれからはまたビュルキがゴール前に立つことになるだろう」とコメント。

 「ここ数年ずっとそうだったように、うちの正GKなんだ。特に入れ替える理由もないと思う。ただ最終的に決断するのは監督自身がね」とも付け加えたが、ただ練習復帰からずいぶんと久しい中で迎えた、最近2試合でもビュルキがベンチスタートとなっていたことの説明とはならないだろう。

 そもそも本来、誰しもが不要に波風を立てたくはないものだ。しかしビュルキが先発復帰し、そして3−0で勝利を収めた試合後にも、同様の質問が寄せられたファヴレ監督は再び「ビュルキは負傷と病気に見舞われていたんだ」と繰り返し、さらに最終決定かとの問いには「誰にでも争いはあるものだ」と語っている。

 そのためその後に出演したTV番組でも同様の質問を受けることになるのだが、そこでもファヴレ監督は「うちには優れたゴールキーパーが二人いる。」と強調。ゴールキーパーの入れ替えを考えることもあるのか?との問いには、「その質問は、あまり好きではありませんね」と、敢えて明言を避ける姿勢を崩していない。