獣害対策用の防護柵に引っかかったタイワンツキノワグマ=読者提供

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(台中中央社)1日午前、中部・台中市和平区東卯山の果樹園で、タイワンツキノワグマ1頭が獣害対策用の防護柵に引っかかって身動きが取れなくなっているとの通報が農業委員会林務局東勢林区管理処や警察に入った。このタイワンツキノワグマは、通報を受けて駆けつけた専門の獣医によって麻酔をかけられ、同日午後に無事に救出された。

東勢林区管理処によれば、救出されたタイワンツキノワグマは前足と口腔に傷を負っており、現場での処置を済ませた後、同区にある行政院農業委員会特有生物研究保育センター低海抜試験站に搬送される。回復状況に応じ、野生に返すか検討するとしている。

(郝雪卿/編集:名切千絵)