ベルギー移籍後初ゴールを決めた鈴木。ただ、勝利には貢献できなかった。 (C)Getty Images

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 現地時間9月18日にベルギー・リーグの第6節が行なわれ、今夏に加入した鈴木武蔵が所属する“昇格組”ベールスホットは、森岡亮太を擁する首位のシャルルロワと対戦し、1-3で敗れた。

 加入後初先発となった鈴木は、シャルルロワにゲームを支配される苦しい展開のなか、カウンターからチャンスを作り出すなど奮闘。後半アディショナルタイムには持ち前のスピードを活かしてゴール前に走り込み、味方からのスルーパスをダイレクトで豪快に蹴り込んで、ネットを揺らした。

 初スタメンでベルギーでの初ゴールを決めた鈴木について、現地紙『Het Laatste Nieuws』は「ゼブラ(シャルルロワ)の勝利には何の影響もしなかったが、このゴールはスズキの豪快な巻き返しだった」と評した。

 また、現地局『Les Sports』は29分に森岡が先制点をアシストしたシャルルロワの勝利を「トレーニングマッチのように理想的なゲーム展開」と称賛した一方、「日本人はシャルルロワへの反撃で存在感。73分、74分と立て続けにゴールへ襲い掛かったが、GKにいずれもはじき返された。だが、チーム全体で粘った末、アディショナルタイムにはゴールをゲットした」とその奮闘ぶりに言及している。

 出場3試合目で初ゴールをゲットした26歳のストライカーは、次こそチームを勝利に導くことができるか。次節はホームでワースラント=ベベレンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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