伝説の激ムズゲー「MYST」、Oculus Quest用VRゲームとして年内に発売

2020年9月16日(現地時間)、Facebookは、今なおカルト的な人気を誇るアドベンチャーゲーム「MYST」を、「Oculus Quest」および「Oculus Quest2」用として2020年内に発売すると発表しました。

冒頭では「今なお」と表現しましたが、「MYST」はもともと、27年前(1993年)にMac向けに発売されたアドベンチャーゲーム。不思議な島に迷い込んだプレーヤーは、怪しい場所を調べたり、隠された仕掛けを動かしたりして、島の謎を解き明かしていくという内容です。

本作は一見しただけではストーリー性に乏しく、またちりばめられた謎に関しても、基本的には全くのノーヒントのため、クリアが非常に難しいゲームとして話題になりました。後にPS版、SS版などコンシューマでも発売されたので、こちらを買ってクリアできずに挫折したという人も多いでしょう。

しかし、CGで描写された美しくも不気味な島の風景や、実は論理的かつギミックにこだわった謎などは評価が高く、結果的に今でも多くの人に愛されている名作として評価されているというわけです。

今回の移植は「Oculus Quest」および「Oculus Quest2」用ということで、VRバージョンとしてゲームを一から作り直したとのこと。

原作は怪しい箇所を調べるだけでなく、ちょっとした移動などもマウスカーソルを動かしていちいちクリックする必要があり、その面倒な操作性もゲームクリアの妨げとなっていました(リメイク版の「realMYST」では改善されましたが……)。

VRゲームとなることで、没入感の向上だけでなく、操作性がどのように変わるのかにも注目したいところです。

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