高島屋子会社のアパレルメーカーが解散へ 業績の回復困難と判断

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 高島屋が、連結子会社のアパレルメーカー タップの解散および清算を発表した。11月30日に開催予定の株主総会で正式決定後に解散し、2021年2月に清算結了となる。

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 タップは、1973年設立のアトリエ・ローズが1997年に高島屋縫製を吸収合併し、現商号に変更。百貨店の縫製、加工、催事事業を運営してきた。

 タップの解散は、昨今のファッショントレンドの変化などにより売上高が減少傾向にあり、要員の見直しなどの経営改革に踏み切ったものの業績の回復が困難であると判断し、決定したという。タップの2020年2月期の業績は営業収益が13億5700万円(前年は14億7600万円)で、営業損益は2900万円の赤字(前年は2200万円の赤字)だった。

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