長い巣ごもり期間中、掃除に精を出したという人は多かったのではないでしょうか。新しい掃除グッズを手に入れたのはいいけれど、収納方法までしっかり考えておかないと家がものであふれることに…。
そこで今回は、ベランダ掃除のグッズ、とくに高圧洗浄機のすっきり収納テクをご紹介します。教えてくれたのは、沖縄県宮古島在住の整理収納アドバイザー、川根礼子さんです。


無印良品の収納がシンデレラフィット!

すっきり見せるのに取り出しやすい。ベランダで使うグッズをごちゃつかせずに収納するには?



かさばる屋外の掃除グッズや、庭やプランターのお手入れグッズ。出しっぱなしにすると風雨で劣化するし、しまいこむと取り出すのが面倒になってしまいます。
たとえば、ベランダ掃除などで支持されているケルヒャー高圧洗浄機の収納。困りますよね…。


川根さんが車掃除や網戸洗浄に愛用しているのは、ケルヒャーの「K2 クラシック カーキット」。数あるシリーズの中でも比較的コンパクトな高圧洗浄機ですが、それでも本体はボストンバックくらいの大きさ。ノズルやホース、ブラシなど標準装備品もたくさんあるので、まとめてきれいに収納するのは大変です。

●無印良品の「ポリプロピレン収納ボックス・ワイド・深」がぴったり


そのまま購入時の箱をそのまま使っていたという川根さんですが、ついにシンデレラフィットの収納を発見。無印良品のポリプロピレン収納ボックス・ワイド・深です。


「人気収納シリーズのネットストア限定商品です。ワイドがケルヒャーの箱とほぼ同じサイズで、シンプルなうえ箱より丈夫。標準装備品が入れられるゆとりもあります。もちろん同サイズのフタも購入しました」

●インナートレーにコードを別収納


この収納ボックスは深さがあるので、上部にスペースが余っています。そこで川根さんは同シリーズのインナートレイを購入し、コードだけを分けて収納。

「絡まりやすいコードを別にすることで、セッティングやしまうときの時短になります。ストレスなく取り出せることが、掃除のハードルを下げる第一歩。見た目も整っていて気持ちがいいです」


「ごちゃごちゃして見えがちな庭のデッキに置いておいてもすっきり」

ポリプロピレンなので、高圧洗浄機が濡れたままでも、多少汚れていてもそのまま収納OK。
「ボックスが汚れたらぞうきんやメラミンスポンジで簡単にきれいになるのでお手入れもラクです。使う場所までボックスごと運べるし、デッキにそのまま出しておいても大丈夫なので掃除のハードルが下がりました」


ただし日光に直接当たるとボックスが劣化してしまうため、川根さんは日陰で保管しているそうです。

取り出すまでのハードルが低くなると、掃除回数も減りません。
高圧洗浄機を持っていない人は、ホウキなどのベランダ掃除グッズや、シャベルや肥料など庭木のお手入れグッズを入れてもいいですね。

●無印良品のポリプロピレン収納は、家の中だけじゃなくてベランダや庭でも使える

いろいろなサイズ、形で発売されているポリプロピレン収納シリーズは、収納するものが今後変わっても家のどこかで使い続けられる可能性大。

「このワイドもファイルボックスがぴったり入るし、インナートレーの中も整理トレーや整理ボックスを使ってさらに仕切ることができますよ」

大きくてかさばる掃除グッズだからこそ、収納も無駄にならないものを選びたいですね。

●教えてくれた人
【川根礼子さん】


整理収納アドバイザー1級、ビジュー式片付けカードワークインストラクター、親・子の片づけインストラクターなど数々の資格を持つ整理収納のプロ。「楽にたのしく幸せに」をモットーに沖縄宮古島にてお片づけサポートやサロンレッスン、オンラインでの片付けアドバイスなどきめ細やかなサービスが人気。ログ「片づけごとと暮らしごと。」
を日々更新中。

<取材・文/佐藤望美>