FW岡崎慎司が再開戦を迎えた

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[6.12 スペイン2部 マラガ1-3ウエスカ]

 スペインリーグ2部は12日、第32節を行い、FW岡崎慎司所属のウエスカがマラガに3-1で勝利した。岡崎にとっては再開初戦。ウエスカは前半早々に先制しながら、ラフプレーで退場者を出して10人となったが、相手のラフプレーによる退場にも助けられて白星でリスタートを果たした。

 ウエスカは3月7日の第31節フエンラブラダ戦(○2-0)以来となる公式戦。第30節のエストレマドゥーラ戦(△1-1)で2ゴール、フエンラブラダ戦でも1ゴールを挙げていた岡崎は1トップのポジションで先発した。

 前半2分、ウエスカがさっそく試合を動かした。右サイドでボールを持ったMFラバのクロスは相手DFにクリアされたが、跳ね返ったボールをファーのFWフェレイロがハーフボレーで左隅へ。当初はノーゴールの判定とされたが、約2分間の中断の末にビデオ・アシスタント・レフェリーの介入でゴールが認められた。

 幸先よく先制したウエスカだったが前半25分、中盤でのトランジションでMFフアン・カルロスが相手選手のユニフォームを後ろから引っ張り、そのうえスライディングで倒して一発レッドカード。早い時間帯に10人の状況を強いられた。30分過ぎにはクーリングブレイクが取られた。

 するとマラガは前半40分、MFフアンピが最終ラインでDFジョゼ・サからボールを奪い、ラストパスに抜け出したMFテテがDFペドロ・ロペスに倒されてPKを獲得。VARが再確認したが判定は変わらず、このPKをFWアルマンド・サディクが決めた。

 このまま前半が終わるかと思われたが、前半アディショナルタイム、マラガのDFディエゴ・ゴンザレスがウエスカのMFモスケラ・パラーダとペナルティエリア内の小競り合いで顔面に手が接触したとしてVARが介入。主審はウエスカにPKを与えると、これをラバが決めて再び勝ち越した。

 後半7分、ウエスカは岡崎に代えてFWルシーニョを投入。マラガは12分、DFダビド・ロンバンがFWラファエル・ミールへのスライディングで一発退場となり、10人対10人となった。すると34分、ウエスカは左からのコーナーキックをラファエル・ミールが頭で押し込んで3点目。プレーオフ圏内のウエスカが中断期間を挟んで2連勝を果たし、暫定3位に浮上した。