映画『グリーンブック』でのヴィゴ・モーテンセン(左)
 - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 アカデミー賞作品賞に輝いた映画『グリーンブック』のピーター・ファレリー監督と主演のヴィゴ・モーテンセンが、新作映画で再タッグを組むことになりそうだ。Varietyなどが報じた。

 ジョアンナ・モロイとジョン・“チッキー”・ダナヒューが執筆したノンフィクション本「The Greatest Beer Run Ever: A True Story of Friendship Stronger Than War」を、ファレリー監督が映画化する本作。ベトナム戦争中の1967年、ニューヨークの酒場に戦争で家族や友人を亡くした人々が集まった際、一人が「誰かが現地へ忍び込み、戦闘中の友達を捜し出してメッセージとビールを届けよう」という突拍子もない提案をするところから物語はスタート。船乗りとして働いていた26歳の元海兵隊ダナヒューが立候補し、リュックいっぱいにビールを詰めてベトナムへ乗り込むさまが描かれる。

 『グリーンブック』でシリアスなトピックをユーモアと共に爽やかに描き、映画賞レースを席巻したファレリー監督にぴったりの題材といえるだろう。ヴィゴは若きダナヒュー役ではなく助演を務める予定で、現在、出演交渉中だ。制作会社スカイダンスの下、ファレリー監督は『グリーンブック』でも組んだブライアン・カリーなどと共に脚本も執筆する。(編集部・市川遥)