無印良品、昆虫食研究の結果「コオロギせんべい」をネットストアで先行販売

2020年5月13日 17時34分

コオロギせんべい

株式会社良品計画は、同社が手掛ける無印良品のネットストアにおいて、昆虫を食材にした「コオロギせんべい」の先行販売を実施すると発表した。5月20日から販売開始され、価格は1袋55gで190円（税込）。

同社が昆虫食材に注目したのは、世界の急激な人口増により、今後は食糧確保と環境問題といった問題がより大きくなるという事から。

情報収集のために昆虫食先進国のフィンランドを訪問するなどし、さらに昆虫食研究の最先端を走っている徳島大学と協業することにより、「コオロギせんべい」は開発された。

コオロギは、家畜と比べて生育する際の温室効果ガス排出量や必要な水やエサの量が圧倒的に少なく、環境負荷が軽減される食材の一つ。それでいて家畜よりも主要な栄養素を多く体内に含むために、食材として栄養素を効率よく摂取することができる。

「コオロギせんべい」には衛生的で安全な環境で飼育されたフタホシコオロギを使用。コオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこみ、コオロギの味を活かすために余計な原料を使わず、シンプルな配合になっている。味としては、エビに近い香ばしい風味としている。