「ガッチャマン」ハリウッド版はオリジナルストーリー!遺伝子操作された子供たちが登場
タツノコプロ制作の人気アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」のハリウッド映画版はオリジナルストーリーになると、映画化権を獲得した『アベンジャーズ/エンドゲーム』のジョー・ルッソが、Colliderのインタビューで明かした。
「科学忍者隊ガッチャマン」は、全世界へ宣戦布告した秘密結社ギャラクターに、科学と忍法を駆使して立ち向かう若者たちの姿を描いた作品。アメリカでは「Battle of the Planets」というタイトルで放送され、チーム名もガッチャマンからG-Forceに変更されている。ハリウッド映画版は、昨年7月に開催された「コミコン・インターナショナル2019」でジョーとアンソニー・ルッソ兄弟が発表した。
映画化が発表されて以降、進捗がなかった同企画。今回ジョーは、同サイトに対して「アニメシリーズの直接的な映画化にはならない」とオリジナルストーリーであることを明言。ハリウッド版は、宇宙戦争に関わる遺伝子操作された子供たちのグループを主軸とした物語になるそうで、「数ヶ月間にわたって(企画を)温め、新たな神話がどのようなものになるのかを把握していきます。そしてその神話をバイブルに収容するのです」と今後のプロセスについて語っている。
「そのバイブルをもとに、我々はいくつかのアートワークを製作します。我々にインスパイアされたアートワークが完成したら、脚本執筆に注力するのです。映画は現在、バイブルに収容するフェーズにあります」と続けたジョー。監督や脚本家も正式に発表されていないことから、プロジェクトの本格始動はもう少し先となりそうだ。
直近では、クリス・ヘムズワース主演のNetflix映画『タイラー・レイク −命の奪還−』(4月24日配信)でプロデューサーを務めたルッソ兄弟。今後も、トム・ホランドが主演する『チェリー(原題) / Cherry』、トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」のアニメ化、1980年代のアメコミ「グリムジャック」の実写化といった話題作が控えている。(編集部・倉本拓弥)