Microsoft Edgeの新機能「コレンクション」は、ブックマークよりも使いやすい？
日本では自動配信が遅れているため、まだ利用している人は少ないかもしれないが、その最新バージョンには、さまざまな新機能が用意されていることでも注目を集めている。
今回は、その中から「コレクション」を紹介しよう。
「コレクション」はブックマークとも似ている機能だが、どう違うのか、どんな活用方法があるのかを整理する。
●Microsoft Edgeの「コレクション」とは？
マイクロソフトの新ブラウザ「Microsoft Edge」（以下、Edge）は、すでにグローバルでは自動配信されている。遅れていた日本でも、4月17日以降、自動配信される予定となっている。
ただし、自動配信を待っていなくても手動でダウンロードができるので、すでに利用している人もいるだろう。
Windows 10標準ブラウザの最新版ということで、Edgeにはさまざまな新機能が用意されている。今回紹介する「コレクション」もその1つだ。これは、気になったWebページを簡単に登録し、グループ単位で管理できる機能だ。
Webページを登録する機能といえば「ブックマーク」が既にあるが、「コレクション」はブックマークよりも手軽に使えるのがミソだ。
たとえば、
・子どもの誕生日プレゼントを探している
・購入予定のパソコンのレビュー記事を集めたい
……等々といったとき、関連するページを簡単に収集することができる。
ブックマークの場合だと、
フォルダを作り、関連するブックマークを登録して……と、整理して効率よく使うには意外と面倒な作業が必要になる。
こうしたことから、ブックマークはしたものの、未整理のままで使いにくくなり、ほとんどのブックマークが使われなくなる……ということにもなりがちだ。
コレクションなら、さっと作って、いらなくなれば削除すればよいので、ハードルはずっと低く、使い勝手が良いのだ。
●コレクションの作り方
では、さっそくコレクションの使い方を説明しよう。
ここでは、子どものプレゼントを探していると仮定して、気になるアイテムの商品ページを収集する操作を例にする。
まず、ツールバー右端の［コレクション］ボタンをクリックし、［新しいコレクションを開始する］をクリックする。名前を設定できる状態になるので、「プレゼント」と名前を付ける。これで、「プレゼント」という名前のコレクションができたことになる。
あとは、気になるページをこのコレクションに追加していくだけだ。
ページを表示したら［現在のページを追加］をクリックする。もしくは、ページ中で右クリックし、メニューの［ページをコレクションに追加］−［プレゼント］を選択する。
これで、ページが「プレゼント」コレクションに登録される。
同じ操作を繰り返せば、プレゼント候補のコレクションができあがる仕組みだ。
ツールバー右端の［コレクション］ボタンをクリックして右側にウィンドウを開いたら、［新しいコレクションを開始する］をクリックする。
「プレゼント」と名前を付ける。これで「プレゼント」という名前のコレクションができる。
気になる商品ページで［現在のページを追加］をクリックする。
ページが追加される。ページ中の画像がサムネイルとして表示される。
ページを右クリックして［ページをコレクションに追加］−［プレゼント］を選択してもよい。
同じ操作を繰り返すと、「プレゼント」コレクションに商品ページが収集される。
コレクションはいくつでも作成可能だ。また、コレクションにメモを追加したり、登録したページを一気に表示したりすることもできる。さらに、コレクションのリンクをWordにリンク集として書き出したり、Excelに送信してリスト形式で表示したりする機能も用意されている。
不要になったコレクションは一括削除することができるので、ブックマークのように不要なブックマークがたまって放置されたままになることも避けられる。
複数のコレクションを作って、関連のあるWebページをまとめて登録しておける。
コレクションを選択すれば、登録した内容をまとめて削除することもできる。
コレクションのリンク集をWordに書き出したり、Excelのリストとして書き出したりすることもできる。
コレクションが搭載されたことで、
・従来のブックマークは、常時使うサイト向け
・コレクションは、一時的に使うサイト向け
このように、登録するサイトを使い分けるのもよいかもしれない。
特に従来のブックマークを使いづらいと感じていたり、ブックマークが放置されたままになっていたりする人は、「コレクション」を試してみてほしい。
もしかしたら、
「コレクション」で十分
「コレクション」の方が使いやすい
そうと感じる人も多いかもしれない。
井上健語（フリーランスライター）
