最近のガジェット通信、何か新手の妖怪に憑りつかれたかのようにチャーハンを炒め続けています。色々なハンバーガーにはじまり、様々な種類のカップ麺などをご飯に混ぜ込みフライパンで炒めていましたが、ちょっと前にも新たなチャーハンが生誕していました。

■セブンの新カレーパンをご飯と炒めてチャーハンにしてみたら……スパイス香るやみつきチャーハンが完成した
https://getnews.jp/archives/2422360

■「なんでもチャーハン」シリーズ
https://getnews.jp/tag/friedrice

「生誕していました」などとまるで他人事のように書きましたが、調理担当はたいてい筆者です。妖怪・米炒めに憑かれているのは自分なのかもしれません。

この日は新生・“カレーパン チャーハン”を炒め終わり、後片付けののちに他の業務を進めていました(チャーハン以外の業務もちゃんとあります)。

そうこうしているうちに夜も更け、空腹になった筆者がふと目をやると、そこには昼間のカレーパンの残りがありました。しかしこの空腹は、明らかにカレーパン1個では満たせないレベル。

「昼間に食べたカレーパンチャーハンじゃないものを食べたいな……」

妖怪米炒めだって、たまには違うものが食べたい。
「おせちもいいけど、カレーもね」そんな声が聞こえてきます。ならば、違うものを作りましょう。

揚げ物は卵でとじればすべて解決

「困ったら卵でとじる」これは筆者が見つけた数少ない真理。特に揚げ物は卵でとじれば大体丸く収まります。

手鍋に水と砂糖、しょうゆ、そしてスライスした玉ねぎを入れてひと煮立ちさせます。めんつゆでもOKです。「ご飯にかけたらおいしいかな」くらいの濃さを目指すのが良いと思います。筆者は甘目が好みなので上白糖は少しだけ多めにしました。玉ねぎは半玉くらい。

もう少しで玉ねぎしんなりかな? くらいの頃合いでカレーパンを入れましょう。カレーパンは食べやすくカットしておきます。

カレーパンを玉ねぎの上にさっと置いて、上からとき卵をササッとかけましょう。フタをして2〜3分、卵が好みの硬さになったら完成です!

カレーパンはかつ丼になるために生まれてきた

ほど良くタレを吸ったカツの衣……いや、カレーパンの生地。卵をまとい、見事なご飯のおかずとなりました。

カレーパンなので、中にはカツではなく、なんとカレーが入っています!
甘い玉ねぎと絡んだ衣の美味しさ、ふんわりとした卵、そこに中からとろけて出てくるカレーが加わります。
ご飯に合わないわけがない。

余談ですが、立ち食いそばチェーンの「富士そば」には、店舗によって「カレーカツ丼」という一挙両得なメニューが存在します。このカレーパンかつ丼はカレーパンひとつで「カレーカツ丼」並みのハイブリッドな美味さを味わえる絶品レシピなのです。もとのカレーパンによっても仕上がりが変わってきそうな予感がしますね。

半分冗談みたいなつもりで始めたカレーパンかつ丼ですが、これってカレーそば並の発明じゃないですか? 違う? 違いますか。でも、これ本当に美味しかった。「いやー、すごい発明だ! おれすごい!!」と思ってインターネットに聞いたら、市川ヒロシ先生のマンガ『どんぶり委員長』でもカレーパンかつ丼は登場してたようです。実際に試している人もいらっしゃいました。

ともあれ、これは引き続き調査の必要がありそうですね。美味しいんで皆さんも試してみてください。
強制卵とじによるカツ丼チャレンジ、新たな発見がありましたらまたお知らせします!

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』