いまは「元気」だと報告した酒井。一日も早い完全復帰を祈るばかりだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 ヴィッセル神戸所属のDF酒井高徳が、4月5日に自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスの感染から現在に至るまでの体調の変化を、事細かに書き記した。

 元日本代表は「同じ様な症状があるなど色々メッセージが有りましたので。少しだけ自分経過を教えます」(以下原文ママ)と綴り、以下のチャートを掲載。

熱、倦怠感、頭痛

2〜3日後に熱が下がり、味と匂いがしなくなった

6〜7日で味覚と嗅覚がもどった

そこからはずっと元気

 そして「これはあくまで自分の経過です。程度など期間は一人一人違うと思うので僕も医者ではありませんしわかりません」と前置きしたうえで、「ただ不安になる気持ちは誰にでもあるので共有して少しでも伝えたらと思います」と続けた。

 一度熱が下がってから味覚と嗅覚の症状が出る場合がある、といった情報は、当事者でなければ知りえない貴重なモノ。酒井は「シェアする事の大事さも十分理解してますが間違った情報や考えを伝えたく無いので全てを伝えられない事はご了承下さい」と理解を求めた。

 
 投稿を見たフォロワーからは「症状が改善されて良かったです」「教えてくれてどうもありがとう」「1日も早く完治させて」「不安ばかりの中の光り」「重症化しなくて良かった!」などなど、感謝やエールのコメントが多数寄せられている。

 神戸はこれまでに酒井を含めて3名の感染者を出しており、当初4月5日までだったクラブ事務所などの施設休業を12日まで延長すると発表。日本サッカー界にも暗い影を落とすなか、酒井の快方の報せは、ひとつの朗報となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部