Twitterが、InstagramやYouTubeに実装されている「ストーリー」機能と同じように、投稿した内容が24時間で自動的に消える新機能「フリート」のテストをブラジルで行っていると報じられています。

Twitter is testing disappearing tweets - CNN

https://edition.cnn.com/2020/03/04/tech/twitter-disappearing-tweets/index.html

Twitter is testing ephemeral tweets in Brazil and calling them ‘fleets’ - The Verge

https://www.theverge.com/2020/3/4/21163877/twitter-stories-test-brazil-fleets-ephemeral

Twitterではツイートが一度投稿されれば削除されない限り永遠に残り続け、投稿されたツイートはフォロワーのタイムライン上に表示されます。しかし、フリートはツイートと異なり、投稿してから24時間後に消滅するとのこと。また、フリートはフォロワーのタイムラインに直接表示されるのではなく、タイムライン上部に表示されるアイコンをタップすることで表示される仕組みになっています。

実際にフリートがどんな感じで表示されるのかは、TwitterのプロダクトリードであるKayvon Beykpour氏がツイートした以下のムービーを見るとよくわかります。



フリートに対して「いいね!」やリツイートをすることはできませんが、絵文字やテキストでリプライを返すことも可能だとのこと。また、フリートは24時間で自動的に消えてしまうものの、「通常のツイートと同様にTwitterのポリシーが適用され、違反者にはペナルティーが科されます」とTwitterの広報担当者は述べています。

フリート機能はブラジルでのテストと、Twitterの従業員間でのクローズドテストを実施中。

なお、Twitterはフリート機能のテストを始める数週間前に、ストーリーズ向けのテンプレートと編集ツールを提供するスタートアップ「Chroma Labs」を2020年2月に買収しています。

ちなみに、「24時間で自動的に投稿が消滅する」という機能は、写真共有SNSのSnapchatが2013年に「ストーリーズ」という名前で初めて実装しました。その後、InstagramやYouTubeでも同様の機能が実装されています。フリート機能の実装は他のSNSよりも数歩遅れてのストーリーズ導入であり、海外ニュースメディアのCNNは「Twitterは消えつつあるコンテンツの時流に乗っています」とコメントしています。