西岡良仁「次回こそはトロフィーを手にしたい」。準優勝も初のトップ50入り!

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「ATP250 デルレイビーチ」(アメリカ・デルレイビーチ/2月17日〜23日/ハードコート)大会最終日。男子シングルス決勝で、西岡良仁(日本/ミキハウス)は5-7、7-6(4)、2-6でライリー・オペルカ(アメリカ)に敗れ、準優勝となった。その西岡が試合後のセレモニーで次への意欲を語った。

西岡は「まず、ライリーおめでとう。今日のあなたは僕よりもずっと強い選手だった」と、優勝したオペルカを称えた。


そして「応援してくれたみなさん、本当にありがとう。デルレイビーチでは素晴らしい一週間を過ごすことができた」と感謝の気持ちを伝えた。


2008年の同大会では錦織圭(日本/日清食品)が自身初のタイトルを獲得していたが、西岡は「この大会で史上2人目の日本人になりたかったのですが、残念だった」と悔しい気持ちを吐露した。


それでも「この後、すぐに移動しなければなりません。できるだけ早く会場を出なければならないのが残念だ。ぜひまたここに戻って来たい」「これは僕にとって2度目の決勝だった。次回こそはトロフィーを手にしたい。今日、僕の名前を覚えてくれた人もいるかもしれません。次回は僕のことを"ヨシ"と呼んでください」と次への意欲を語り笑顔で締めくくった。


西岡はこの後すぐドバイへ移動し、「ATP500 ドバイ」の1回戦でピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦することになっている。


続いて登壇したオペルカは「ヨシ、準優勝おめでとう。僕のベストなテニスを引き出してくれた。僕もくたくただ。よく頑張ったと思う。ありがとう」と準優勝の西岡を称えた。


「みんなが僕を応援してくれたことで、このような成果が出せた。ここは僕のホーム。ここでプレーすることが大好きで、またここに、毎年のように戻って来たい。本当にありがとう」と喜びを語った。


西岡は5-7、7-6(4)、2-6と、1セットダウンから盛り返したものの、最後はオペルカの前に力尽き、準優勝。自身2度目の決勝進出で、2個目のタイトル獲得とはならなかった。


しかし、1回戦で第5シードのジョン・ミルマン(オーストラリア)を、準々決勝で18歳の新星ブランドン・ナカシマ(アメリカ)を、準決勝で第6シードのユーゴ・アンベール(フランス)を破ってきた西岡。着実に力を付け、最新の世界ランキングでは2017年3月に記録したキャリアハイの58位を上回るトップ50入りが確定。2020年の目標の一つとして掲げている「東京オリンピック」出場に大きく近づいた。


これからも忙しく世界を飛び回り、活躍する姿を見せてくれることを期待したい。


テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」での西岡良仁
(Photo by Morgan Hancock/Getty Images)