ソン・フンミンが骨折、現地メディアは全治2カ月とも…韓国代表への影響も必至か

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自身初の5試合連続ゴールを決めるなど、快調なコンディションを見せていたソン・フンミン(27・トッテナム)が、骨折によって離脱することになった。

手術台に上がり、長期間グラウンドを離れると見られる。

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トッテナムは2月18日(日本時間)、クラブ公式チャンネルを通じてソン・フンミンの負傷状態について発表した。それによると右腕の骨折で、手術が必要な状態だ。

クラブ側は、正確な復帰時期やリハビリ期間について言及しなかった。ただ現地マスコミには、ソン・フンミンは最大2カ月間、欠場するという報道が出ている。

これまで何度も“酷使”が議論に上がったものの、負傷をしなかったソン・フンミンであったため、今回の知らせは予想外のアクシデントだ。

骨折しながら逆転ゴールを記録

ソン・フンミンは2月16日に行われたプレミアリーグ第26節アストン・ヴィラ戦で、今季リーグ8〜9ゴール目を決め、チームの逆転勝利(3-2)を導いた。

この日の得点で韓国人選手のプレミアリーグ通算100号ゴールを達成し、自身もアジア選手として初のプレミアリーグ通算50ゴールを突破した。

2月16日の​​​​​アストン・ヴィラ戦後には元気にインタビューにも応じていたが…

だがアストン・ヴィラ戦では、思わぬアクシデントもあった。

ソン・フンミンは前半が終わると、右腕をつかんで痛みがあるような姿を見せた。クラブの医療陣とロッカールームに向かう姿が捉えられたが、後半もそのまま試合に出場して逆転ゴールまで決めたため、大きな問題はないかに思えた。

しかし試合直後の精密検査を通じて、右腕の骨折が確認された。結果的にソン・フンミンは、アストン・ヴィラ戦で骨折しながらプレーしていたわけだ。

負けられない試合が続くトッテナムは非常事態に

ソン・フンミンは最近、トッテナムでストライカーとしての役割を果たしてきた。ハムストリングの負傷で離脱したハリー・ケインの空白を、しっかりと埋めてきた。

しかし、そのソン・フンミンさえも負傷で離脱するため、トッテナムは非常事態となった。

まず来る2月20日にホームで行われる、ライプツィヒ(ドイツ)とのチャンピオンズリーグ第1戦が問題だ。さらに2月22日にはプレミアリーグ4位であるチェルシーとの対戦も控えている。チェルシー戦は、来季チャンピオンズリーグ出場権にかかわる対戦だ。

トッテナムとしては負けられない試合が続くわけだが、チームの得点を担うストライカーがいない状況となった。

韓国代表にも影響必至

ソン・フンミンの骨折は、所属するトッテナムだけでなく、サッカー韓国代表にも大きな影響を与えると思われる。

パウロ・ベント監督が率いる韓国代表は、3月にカタールW杯アジア2次予選の第5〜6戦を控えている。トルクメニスタンとはホームで3月26日に、スリランカとはアウェーで3月31日に試合を行う。

両チームはいずれも韓国より一枚下の相手ではあるが、キャプテンを担うソン・フンミンが出場しないとなれば、チームへの影響が出ざるを得ない。

現地メディアが報じた通り、リハビリに2カ月が必要となれば、3月のアジア2次予選でソン・フンミンがプレーすることは難しいと予想される。