2017年のワールドシリーズに登板した当時のダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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ダルビッシュは2017年のワールドシリーズでアストロズと対戦し、サイン盗みの“被害”に

 アストロズのサイン盗み問題は収束の気配がない。スプリングトレーニング前に謝罪会見を開くも他球団の選手が不満を漏らしているほか、怒りが収まらず今シーズンに“報復死球”も検討することも伝えられている。

 カブス専門メディア「マーキースポーツ・ネットワーク」のトニー・アンドラッキ記者は、メディアに向けて語ったカブスダルビッシュ有投手の発言を自身のツイッターに投稿。同投手はアストロズ世界一の称号を保持していることに「違和感を覚える」と語っている。

 アンドラッキ氏は「アストロズに関してダルビッシュ:オリンピックでは、選手が不正行為をすると、彼らは金メダルをもらえないよね? けど、アストロズは依然として世界一の称号を保持している。僕はそれに違和感を覚える」と投稿した。またAP通信もダルビッシュのコメントを掲載し、「彼らはサイン盗みをしていたと今はわかっている。けど同時に、僕もワールドシリーズの時は良い投球ができなかった」として、2017年のワールドシリーズでアストロズと対戦した当時の自身の投球についても振り返っている。

 2017年ワールドシリーズでアストロズはドジャースと対戦。当時ドジャースに在籍していたダルビッシュは第3、第7戦に先発したがいずれも2回持たずにKO。チームも世界一を逃し、右腕は強い批判を浴びた。サイン盗みの“被害者”であるダルビッシュ。世界一が剥奪されないことに“違和感”を覚えるのも当然かもしれない。(Full-Count編集部)