バレンタインデー直前! そろそろギフトを買いに行かないと!と焦っている人も多いはず。本命チョコ、義理チョコ、友チョコ……なんて考えていると意外と出費も多いし、みんなどれくらい付き合いであげているの?なんて悩んでいる人も多いのでは? 

そこで今回は、株式会社インテージが全国の16歳〜69歳までの男女2400人に行なったみんなのバレンタイン事情を発表。まだ迷っている人は、ぜひギフト選びの参考にしてみてください。

約7割の女性がバレンタインのチョコを用意している

バレンタインなんてチョコレート会社の策略よね〜なんて思っていても、ついつい買ってしまうバレンタインギフト。強制ではないと思っていても、会社の雰囲気や友達同士のノリで用意することになったという人も多いのでは?今回のアンケートによると、「個人で渡す予定はない」という女性は全体の29%。つまり女性の7割が個人的にチョコ用意することが判明。特に30代の女性は多く、約8割が何かしらのチョコを用意する予定だということがわかりました。

では、みんな何チョコを用意しているのでしょう?

男性から女性に渡す「逆チョコ」は、全体の1.3%。「逆チョコ文化」はまだ浸透していないよう。

もっとも多かったのは、女性のほぼ半数が用意する予定と答えた「家族チョコ」。中でも30代・40代はどちらも55%と高い結果になりました。次いで多かったのが、女性の22%が用意する予定という「自分チョコ」。特に30代では、仕事や子育てに奮闘する自分へのご褒美として、3割以上の人が購入していることがわかりました。

そのほか、全体では1〜2割の人が「世話チョコ」や「友チョコ」を用意。ちなみに10代は「友チョコ」が6割を超えることが判明。一方で「義理チョコ」は意外にも1割程度と少ないことがわかりました。では「本命チョコ」は?20代以降は「家族チョコ」に移行している人が多いためか、全体では14%でした。

昔は本命以外は「義理チョコ」でしたが、最近はお世話になった人に贈る「世話チョコ」、友達に贈る「友チョコ」へと名前が細分化しているのかも……。

では、みんなの気になる予算はいくらなのでしょう?

一番予算が高いのは「自分チョコ」で1,938円

個人的にチョコレートを用意する予定だと答えた人に、その予算を尋ねたところ、金額が最も高かったのは「本命チョコ」をおさえて「自分チョコ」(1,938円)と判明。ちなみに働く女性だけに絞ったところさらに予算は跳ね上がり、平均2,919円という結果に。「自分へのご褒美」の他、「人にあげる前の試食として」「話題の商品だから」など理由はいろいろあるようです。それにしても、みんな自分への予算ってけっこう高いのですね。

■個人で用意するチョコの金額は?

自分チョコ:平均 1938円
本命チョコ:平均 1745円
世話チョコ:平均 1044円
家族チョコ:平均 1225円
友チョコ:平均 890円
義理チョコ:平均 872円
※市販品(お菓子・スイーツを含む)ひとつあたりの予算

未婚女子も既婚女子も「手作り派」は3割程度

では、結婚の有無によってバレンタインギフトは変わってくるのでしょうか?恋人にバレンタインギフトを用意する未婚女性と、夫に用意する既婚女性の間に差はあるのかを調べてみました。

結婚をするとイベント事が減ると言われていますが、バレンタインギフトは結婚後もあげている人が多いようですね。

やはり最も多かったのは「市販のチョコやお菓子・スイーツ」。未婚女性の7割、既婚女性の6割以上が市販品を好み、「手作り派」は3割前後という結果に。食べ物以外と言う人は少なく、既婚女性では3%程度。未婚女性は1割ちょっと。内容としては、アクセサリーや洋服、時計といった身に着けるものが多いようです。

複数名で義理チョコを贈る職場3割、本音は参加したくない8割

最後に働く女性に向けて、職場の義理チョコ文化を尋ねてみました。「今年、複数名で義理チョコを贈るか」を尋ねたところ、「贈る」という人は3割。その義理チョコに対する気持ちを尋ねたところ「参加したい」と言う人は19%程度で、多くの人が「参加したくない」と考えていることがわかりました。

■職場での義理チョコ、あなたの気持ちは?(回答者:421人)
参加したい    19%
参加したくない  81%

【参加したい理由:回答者80人】
・日頃の感謝やねぎらいを伝えられるから(69%)
・イベントとして楽しめる(46%)
・職場の人たちと懇親が深まる(45%)
・ホワイトデーのお返しが楽しみ(19%)

【参加したくない理由:回答者342人】
・出費を控えたい(51%)
・形式的になっている(44%)
・バレンタインに関心がない(23%)
・仕事に関係ないことに時間をとられる(20%)

義理チョコ文化は衰退しつつありますが、まだ一部の企業では残っていて、それが負担になっている人も多いようです。

「友チョコ」「世話チョコ」「自分チョコ」など、バレンタイン文化は近年かなり多様化してきて、男性にというより、女性にとってもお楽しみイベントになってきているのは事実。確かにバレンタイン限定で様々なチョコレートやお菓子が登場するので、スイーツ好きにとってはたまらないですね。ちなみに海外では男性から女性にチョコレートを渡す「逆チョコ」が一般的な国もあるので、今後さらにバレンタインスタイルは多様化していくかもしれませんね。

【データ参照:インテージのネットリサーチ】 
調査地域:日本全国
対象者条件:16〜69 歳の女性
標本抽出方法:「マイティーモニター(弊社キューモニター+提携モニター)」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースにウェイトバック
標本サイズ:n=2400
調査実施時期: 2020年1月17日〜21日