奇妙な掛け声、儀式のような食卓…『ミッドサマー』不気味な本編映像
“現代ホラーの頂点”と評された映画『へレディタリー/継承』を手掛けた新鋭アリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』(2月21日公開)より、本作の舞台となる華やかでどこか不気味な祝祭の様子を切り取った、本編映像が公開された。
『ミッドサマー』は、北欧スウェーデンの奥地の村で開かれる“90年に一度の祝祭”を舞台にしたスリラー。主人公ダニーら5人の大学生は、太陽が沈まない白夜の中で行われる華やかな祝祭に参加するが、次第に不穏な空気が漂い、想像を絶する悪夢に迷い込んでいく。
本編映像は、主人公一行が訪れたホルガ村で開催される祝祭の一部を収めたもの。穏やかな天気の中、村長らしき女性の「乾杯」の掛け声で祝祭がスタート。祝福ムードが漂う中、男女が「イィ〜ヤ!」などと奇妙な掛け声を発しながら踊る姿は、美しくもあり、どこか恐怖を感じる。さらに、謎のピラミッド型建造物を背景に、村人が左右対称となって食卓を囲む様子は、何かの儀式を連想させる不気味さが漂っている。
悪夢に遭遇する主人公ダニーを演じたのは、第92回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされている女優フローレンス・ピュー。共演は、『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナー、Netflix映画『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』のウィル・ポールターら。(編集部・倉本拓弥)