PS5の登場でゲームはどう変わる? 判明しているスペックまとめ
2020年末に発売予定の「PlayStation 5(以下、PS5)」。PS4の"最低"2倍とうたわれているハード性能や、8K映像出力への対応など、既に期待を持てる情報が出てきています。また、昨今話題のクラウドゲームに対する対応なども気になるところです。
現在分かっているPS5のスペックですが、最新世代のAMDチップを搭載CPU:x86-64-AMD Ryzen "Zen2", 8コア/16スレッドGPU:AMD RDNA(Radeon DNA)ベースグラフィックスエンジンと高性能です。GPUの性能が向上したことにより、レイトレーシングをサポートできるようになったとのこと。レイトレーシングは、光の動きを物理法則に沿ってシミュレートすることで、映像が今までよりさらに実写に近い、リアルな描写になります。
注目なのは超高速でアクセスが可能なカスタムSSDを搭載していること。これにより電源を押せば瞬時に起動し、ゲーム中もほとんどロードをせずにプレイでき、容量が大きいムービーも数秒でロードができるとのことです。ゲームをプレイする際にロードがストレスに感じることはなくなるのではないでしょうか。
また、オーディオ面にも力を入れており立体音響にも対応。PS4/PS VRとの互換性もあるようです(互換性に関しては全てのゲームが対応するかは現時点で不明)。ゲームストリーミングに関しても対応するとのことです。
PS5で大きく変わるのは本体だけではなく、コントローラーも進化をとげます。特に大きいのは「ハプティクス」の搭載でしょう。ハプティクスの搭載で従来のコントローラーの振動が大幅に変化し、ゲームプレイに合わせてコントローラーから私たちの触覚にリアルな振動が伝わるようになります。例えば、銃を撃てばその反動が、雨が降っていれば水滴の感触が、それぞれ手に伝わってくるようになります。
更に、L2/R2ボタンは「アダプティブトリガー」と名前を変え、ゲームの動作に対応した抵抗力を持つようになるとのこと。これにより、弓をひく動作などをゲームで行うと、その感覚が指から伝わるようになるようです。
こうしたコントローラーの進化で、視覚だけではなく、触覚でもリアリティを感じられるようになるのは楽しみですね。
ゲーム体験を進化させてくれそうなPS5ですが、価格は現時点では不明ですがスペックを考えると、PS4 Proが発売時399ドル(4万4980円)だったので、それ以上になることは間違いないでしょう。個人的な希望ですがPS4から+100ドルした499ドルにしていただけると購入しやすいです......。
PS5の登場で、よりリアリティの溢れるゲームがプレイできるようになることは間違いありません。更に、PS VRも組み合わさることにより現実とゲームの間にあった壁はより薄くなるでしょう。
PS5と合わせて注目したいのはゲームストリーミング・クラウドゲームの今後です。ソニーはいち早く「PlayStation Now」においてゲームストリーミングサービスを展開しており、PS5でも継続していく予定です。
▲パソコンでもゲームが遊べるPS Now
2020年には高速な次世代モバイル通信「5G」の到来もあってクラウドゲームサービスが本格的に展開され始める見込みがたちました。2020年では大きなインパクトは無さそうですが、今後、クラウドゲーム市場は激化していくでしょう。この市場にはGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)も次々と参入しています。
クラウドサーバー側で処理することでスマホなどでも遊べる本来の意味のクラウドゲームでは、Googleの「Stadia」が米国などでサービスを提供中。"ゲーム遊び放題"のサービスとしてはAppleの「Apple Arcade」やMicrosoftの「Xbox Game Pass」があります。Amazonもクラウドゲーム市場に参加すると見られており、熾烈な争いが予想されます。
ハイスペックなゲーミングPCの存在に加え、クラウドゲーム時代の到来は家庭用ゲーム機にとって向かい風に見えます。
一方でソニーは2019年にクラウドゲームの分野でマイクロソフトとの提携を発表。Xboxシリーズを抱えるライバルでありながら、クラウドゲームで肝となるサーバーとして、マイクロソフトのAzureを活用する方針を示しています。
ソニーはゲームの「家電化」をPS2の時代から志してきた企業ですが、5Gを背景にしたストリーミング時代の到来を前に、対応を迫られています。クラウドゲームが勢いをましつつある状況において家庭用ゲーム機の「PS5」をどのように位置づけていくかは注視していきたいところです。
確かにゲーム機はニッチなマーケットにはなっていますが、「Nintendo Switch」の成功を見るに、ユーザーに新たな体験を提供すると同時に、適切なマーケティングを行うことができれば、決してネガティブな市場とはいえないでしょう。
そうした中で、コアゲーマーに新しい没入体験を提供してくれるPS5がどう展開していくかは期待が持てます。本機に関する情報は小出しにされるという事なので首を長くして待つことにしましょう。
現在分かっているPS5のスペックですが、最新世代のAMDチップを搭載CPU:x86-64-AMD Ryzen "Zen2", 8コア/16スレッドGPU:AMD RDNA(Radeon DNA)ベースグラフィックスエンジンと高性能です。GPUの性能が向上したことにより、レイトレーシングをサポートできるようになったとのこと。レイトレーシングは、光の動きを物理法則に沿ってシミュレートすることで、映像が今までよりさらに実写に近い、リアルな描写になります。
また、オーディオ面にも力を入れており立体音響にも対応。PS4/PS VRとの互換性もあるようです(互換性に関しては全てのゲームが対応するかは現時点で不明)。ゲームストリーミングに関しても対応するとのことです。
PS5で大きく変わるのは本体だけではなく、コントローラーも進化をとげます。特に大きいのは「ハプティクス」の搭載でしょう。ハプティクスの搭載で従来のコントローラーの振動が大幅に変化し、ゲームプレイに合わせてコントローラーから私たちの触覚にリアルな振動が伝わるようになります。例えば、銃を撃てばその反動が、雨が降っていれば水滴の感触が、それぞれ手に伝わってくるようになります。
更に、L2/R2ボタンは「アダプティブトリガー」と名前を変え、ゲームの動作に対応した抵抗力を持つようになるとのこと。これにより、弓をひく動作などをゲームで行うと、その感覚が指から伝わるようになるようです。
こうしたコントローラーの進化で、視覚だけではなく、触覚でもリアリティを感じられるようになるのは楽しみですね。
ゲーム体験を進化させてくれそうなPS5ですが、価格は現時点では不明ですがスペックを考えると、PS4 Proが発売時399ドル(4万4980円)だったので、それ以上になることは間違いないでしょう。個人的な希望ですがPS4から+100ドルした499ドルにしていただけると購入しやすいです......。
■PS5はクラウドゲームでも注目
PS5の登場で、よりリアリティの溢れるゲームがプレイできるようになることは間違いありません。更に、PS VRも組み合わさることにより現実とゲームの間にあった壁はより薄くなるでしょう。
PS5と合わせて注目したいのはゲームストリーミング・クラウドゲームの今後です。ソニーはいち早く「PlayStation Now」においてゲームストリーミングサービスを展開しており、PS5でも継続していく予定です。
▲パソコンでもゲームが遊べるPS Now
2020年には高速な次世代モバイル通信「5G」の到来もあってクラウドゲームサービスが本格的に展開され始める見込みがたちました。2020年では大きなインパクトは無さそうですが、今後、クラウドゲーム市場は激化していくでしょう。この市場にはGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)も次々と参入しています。
クラウドサーバー側で処理することでスマホなどでも遊べる本来の意味のクラウドゲームでは、Googleの「Stadia」が米国などでサービスを提供中。"ゲーム遊び放題"のサービスとしてはAppleの「Apple Arcade」やMicrosoftの「Xbox Game Pass」があります。Amazonもクラウドゲーム市場に参加すると見られており、熾烈な争いが予想されます。
ハイスペックなゲーミングPCの存在に加え、クラウドゲーム時代の到来は家庭用ゲーム機にとって向かい風に見えます。
一方でソニーは2019年にクラウドゲームの分野でマイクロソフトとの提携を発表。Xboxシリーズを抱えるライバルでありながら、クラウドゲームで肝となるサーバーとして、マイクロソフトのAzureを活用する方針を示しています。
ソニーはゲームの「家電化」をPS2の時代から志してきた企業ですが、5Gを背景にしたストリーミング時代の到来を前に、対応を迫られています。クラウドゲームが勢いをましつつある状況において家庭用ゲーム機の「PS5」をどのように位置づけていくかは注視していきたいところです。
確かにゲーム機はニッチなマーケットにはなっていますが、「Nintendo Switch」の成功を見るに、ユーザーに新たな体験を提供すると同時に、適切なマーケティングを行うことができれば、決してネガティブな市場とはいえないでしょう。
そうした中で、コアゲーマーに新しい没入体験を提供してくれるPS5がどう展開していくかは期待が持てます。本機に関する情報は小出しにされるという事なので首を長くして待つことにしましょう。
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