「空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50〜60%)を保ちます。」

これは、首相官邸のホームページにある「新型コロナウイルス感染症に備えて 〜一人ひとりができる対策を知っておこう〜」からの一文です。

インフルエンザや感染症の脅威がある中、加湿器は美容を気にする人以外もぜひゲットしてほしいアイテムです。

とはいえ、SNS上をみると、大手100円ショップダイソーのお手頃加湿器でも「なかなか会えない」「加湿器は売り切れの文字」などの声も目立つようになり、手に入りづらくなっている様子がうかがえます。

また、2020年1月29日、都内のダイソーに赴いたところ「お目当てのペーパー加湿器は廃盤で、ほかの加湿器もいくつか取り扱ってはいるものの品切れが多く選べる種類が少ない」という状況でした。

もし手軽にゲットできない場合、自然気化の作用を利用したペーパー加湿器を自作するのもありです。

意外に簡単じゃん!

紙ならなんでもいいというわけではなく、重要なのは、「吸水性のよい紙や布」。たとえば、ペーパーナプキン、キッチンペーパー、フェルトなど。いずれも、自然気化しやすいものです。

編集部では「ペーパーナプキン」(白色)で作成。試しに3枚重ねになった「テーブルペーパー」(黒色)の2種類を混ぜて作ってみました。

まず、一枚を半分に切ります。

そのあと、それぞれを蛇腹折り(山、谷と交互に折る)し、2つ合わせて根本を輪ゴムで留めます。

広げて好みの大きさにしていきます。

花のように開かせ、用意したコップに入れます。

すると、テーブルペーパー(黒)は3枚重ねにも関わらず、コップに入れてすぐ水を吸い上げ、あっという間に上までしっとりシワシワになってしまいました。すぐ崩れてしまいそうになったため、黒を中に入れ白のペーパーナプキンで抑える形に変更。(ペーパーナプキンの上の方はカラカラでした)。

そして17時間経過後、状態を確認。見てすぐわかるほど水が減っていました!

また、ペーパーナプキンの方はまだ上まで完全に湿っておらず、やはりペーパーナプキンの方が長持ちしコスパも良さそうです。

ちなみに「コーヒーフィルター」でも作れます。けっこう有名なので、見たことがある人も多いかもしれません。

自宅で余っていれば利用し、無くても「ペーパーナプキン」も「コーヒーフィルター」も100円ショップで揃えることができます。自分好みのデザインにもできるので、気になる人は試してみて。

【おまけ】やっぱりめんどくさいという人には...

やっぱり作るのは面倒という人もいると思います。

ワッツ、キャンドゥなどで販売中の「ナチュラル加湿フィルター」各種は、まだ在庫があるようです。(2020年1月30日現在/店舗により取り扱い商品が異なります)

いずれも、「電気代不要、お手入れ不要、使い捨て」で「安い」を備えた加湿器です。

(画像はキャンドゥ公式インスタグラムより)

たとえば「ナチュラル加湿フィルター 窓際のネコ」は、電気のいらない自然気化式の加湿フィルターです。ポリエステル不織布でできています。水にアロマオイルなどを入れれば香りも楽しめます。抗菌剤入り。

(画像はワッツオンラインショップより)

フィルターを丸めて入れるだけのタイプも出ています。オシャレなのでインテリアにもなります。

(画像はワッツオンラインショップより)

ワッツのオンラインショップからも一部購入できます。

いずれも価格は税別100円です。

「ナチュラル加湿フィルターツリーグリーン」使用例(画像はワッツオンラインショップより)