ヤフージャパンは1月7日、同社が運営する「ヤフー知恵袋」について、わいせつな投稿への対応を強化すると発表した。知恵袋は近年、過激な性的表現を含む投稿がランキング上位に入るなど無法地帯と化しており、ネット上では「もっと早くしてほしかった」と歓迎する声が出ている。

同社は、これまでもルールに沿ってわいせつ投稿への対処を行ってきた、とした上で

「より安心・安全にサービスをご利用いただくため、わいせつな投稿への対応を強化いたします」

と宣言。利用者に対して、改めてサイトの「利用のルール」を確認するよう呼び掛けた。

「性の悩み、相談」カテゴリは「真面目な性の悩みを解決する場」


同サイトの「利用のルール」では、誹謗中傷や商業目的、個人を特定する内容の投稿など、禁止事項を主な6種に分類して定めている。このうち「社会規範および公序良俗に反する内容の投稿」には

「社会通念上、わいせつ、不愉快だと感じる可能性のある内容や画像の投稿、またはこれらの内容を含むウェブページのURLを掲載することは禁止しています」

と記載。さらに、わいせつな内容や画像の投稿は、刑事罰の対象になるケースもあると警告している。また、明らかに釣りと思われる下ネタ投稿が相次いでいた「性の悩み、相談」カテゴリについては

「未成年者も閲覧している、真面目な性の悩みについて問題を解決する場」

と定義した。

同社は引き続き、わいせつな投稿や不快な投稿に対し、「24時間365日体制で厳しく対処」していくという。発表を受けて、ネット上では「やっとわいせつ投稿禁止になりましたよ!」と対応強化を評価する声が出ていた。