パンダよりも貴重な「トキ」、なぜ中国は繁殖に成功し、日本は失敗したのか=中国
現在日本のトキはすべて中国から提供されたトキの子孫である。中国メディアの今日頭条は21日、「どうしてパンダよりも貴重なトキが、中国では繁殖しているのに日本では絶滅してしまったのか」と題する記事を掲載した。中国では野生のトキが7羽まで激減しながら、2009年にはなんと3000羽まで増加したという。
中国では、日本の失敗を教訓とし、「熱狂的なフィーバーを回避しながら、静かに保護活動を行った」と紹介。国内をくまなく探し、見つけた野生のトキ7羽を「日本のように捕獲するのではなく保護区を拡大して農薬の使用や森林の伐採を制限し、トキの生育環境を守る」という方法を取ったという。自然繁殖と同時に人工繁殖も研究を進めるなどの策が成功したのだと伝えている。
記事は結論として、動物保護は本来の目的を見失うべきではないと主張。日本の場合、トキが注目されすぎて国民を納得させることが目的になってしまっていたのではないかと指摘している。野生のトキが絶滅してしまったのは残念なことだが、中国産の成鳥を元に行われてきた野生復帰が進み、現在では野生と飼育下のトキを合わせて543羽が確認されているという。純粋な日本のトキは絶滅してしまったが、トキの保護に対する国民の関心の高さは決して無駄ではなかったといえるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
