第三者から悪口を言われていることを伝えられた!対応法をカウンセラーに聞いてみた

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ある日、「〜さんがこんなことを言っていたよ」と、第三者から影での自分の悪口を伝えられた経験はないだろうか。悪口を言われたことだけでなく、なぜそんなことを教えてくるのか……。「教えて!goo」にも「他人から聞く悪口について」と、他人から悪口を言われていることを伝えられ、本人に確認したほうがよいのか悩むユーザーからの投稿があった。そこで、人間関係のカウンセリングを行うハートコンシェルジュのカウンセラー、向後善之さんにお話を聞いた。

■場合によっては直接確認することも大事

他のユーザーからは「悪口を言っている人に直接確認する」という対応策が提示されている。この対応は正解なのだろうか。

「悪口を言っている人が、冷静な判断ができ、人格攻撃をしない場合には有効でしょう。例えば『自分が誤解していた、曲解していたとわかったらそれを認め、謝ることができる』などです。人格攻撃をしないというのは『行為については非難するが、その人の人格そのものを全否定することはしない』ということ。このケースでは、かえってお互いの理解が深まることもあります」(向後さん)

では、相手が冷静ではなく攻撃性が高い場合はどうすればよいのか。

「そうでない場合には、公的な場で第三者立ち会いのもと、悪口を言っている本人と話し合うことなどが考えられます。場合によっては、断りを入れた上で、会話を録音することも有効でしょう」(向後さん)

こちらも感情的にならずに、あくまで冷静な対処をすることが大切だ。

■悪口には毅然とした態度で対応

悪口の内容に身に覚えがない場合や、事実であってもどうでもよい、という場合もあるだろう。そのような場合の対応策について向後さんに聞いた。

「悪口を言っている人が、話の通じない人の場合は『相手にしない』のも一つの方法でしょう。悪口は言わせておくと言う態度でもよいのです」(向後さん)

悪口をいちいち相手にしていると精神が疲弊していくことにもつながりかねない。

「事実無根の悪口を言う人は、どこかで失言をして自分がバッシングを受けるケースも少なくありません。ただ、悪口がエスカレートするようであれば法的手段も辞さない姿勢であることを示しておくのも一つの手です」(向後さん)

無視というのも一つの策だが、放置することが実害につながる可能性もあるという。その場合は、こちらも戦う用意があるという姿勢を見せることが大切だ。

■悪口を教えてきた相手にも警戒が必要

そもそも、誰かが悪口を言っていたと報告する人には、どのような意図があるのだろう。

「これは、1つ目に純粋に善意で言っている場合、2つ目に興味本位やうわさ好きな性格のため乗っかっている場合と、3つ目に悪口を利用して積極的にあなたをいじめようとしている場合の3パターンに分けられます」(向後さん)

向後さんいわく、一番警戒が必要なのは3つ目のパターンだという。

「私が『三角コミュニケーション』と呼ぶいじめ・ハラスメントのパターンです。その場にいない第三者の名前を出し『Aさんがあなたのことをこんな風に言っていた』と吹き込むが、実はAさんは何も言っていないというものです」(向後さん)

その場合は、争う必要がないのにけんかや人間関係の悪化につながりかねない。よく事実関係を見極める必要があるだろう。

■メンタルケアを欠かさずに

悪口を言った人や報告をしてきた人に何かしらの対応をとるにしても、セルフケアは必要だという。

「まずはつらい気持ちをシェアできる友達に話をしましょう。逆にあなたを傷つけてしまうかもしれないようなアドバイスをする人ではなく、あなたの苦しさやつらさを理解し、話を聞いてくれる人がよいです」(向後さん)

信用のおける友人に話を聞いてもらい、悪口を言われた心の傷を癒やすことが、メンタルケアにつながるのだ。

「また、毎日最低一つはよいことを見つけようとすること。例えば『蕎麦屋の信楽狸が能天気そうで、ちょっと和んだ』のような些細なことでもOKです」(向後さん)

向後さんによると、日常のちょっとしたよいことを見つけることが精神を安定させることにつながるという。もし悪口を言われて深く傷ついた場合は、試してみてほしい。

●専門家プロフィール:向後善之
ハートコンシェルジュ、メンタルカウンセリングやキャリアカウンセリングを行う機関のカウンセラー。つらい心の悩みのケアから、さらなる成長のためのサポートまでを気軽に相談できるカウンセリングサービスを目指している。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)