初のW杯予選に挑むMF堂安律(PSV)

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 いよいよ始まるカタールW杯予選。日本代表MF堂安律(PSV)は「違った緊張感になるのは試合をする前から分かっているし、先輩方からもオフザピッチで話を聞いていた。ただ構えすぎないように、勢いというか自分の良さを見失わないようにプレーしたい」と意気込んでいる。

 アジア地域では9月の国際Aマッチウィークから、カタールW杯に向けた2次予選がスタートする。ポット1の日本は第1節に試合が組まれていないため、他国が開幕戦を戦う5日はキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(カシマ)で最終調整を進めるが、10日の敵地ミャンマー戦でいよいよ初陣を迎える。

 各年代での豊富な国際試合経験を持つ堂安にとって、アジア相手の戦いは不慣れなものではない。しかし、世界最大の祭典であるW杯を争う舞台となれば話は別。これまでの合宿では、同じ右サイドのDF酒井宏樹(マルセイユ)から「また違ったプレッシャーがあるよ」とアドバイスを受けたといい、新たに気を引き締め直して臨む構えだ。

 2次予選で想定されるのは、格下にあたる相手が守りを固めてくる展開。今年1月のアジア杯でもそうした戦況が見られ、攻めあぐねる試合も続いていた。全7試合中6試合に出場した堂安は「アジア杯でいっぱい反省はでたし、固められた相手を中央で崩しても難しいので、サイド攻撃とかミドルシュートが大事になる」と教訓を振り返る。

 また昨季は5ゴールにとどまった堂安にとって「決め切る」ことは喫緊の課題だ。今夏移籍したPSVでは格下相手の戦いも増えるため「練習といったらあれだけど、頭に入れてプレーしたい」と日本代表の戦い方と関連づけ、「綺麗な形じゃなくてもゴールラインを割れば1点は1点なので、決定力を身につけないといけない」と強調する。

 そうした中、堂安は“使われる動き”に活路を見出す。「周りから点を取らせてもらう動きも必要だと思うし、ごっつぁんゴールも必要。そういうゴールを自分の中で長所にしていきたい」。オランダのビッグクラブで輝きを放つためにも、目の前のアジアの戦いを有意義な経験にしていくつもりだ。(取材・文 竹内達也)