熱弁する本田圭佑

写真拡大

 カンボジア代表で実質的な監督を務める本田圭佑が、ユニークな指導法で選手たちと接していることを明かした。

 本田は30日に都内で行われたイベントに出席。仮想通貨への関心を語ると、経営者の大日方祐介氏とともに、共同でブロックチェーン(分散型ネットワーク)についてのプロジェクトを進めていくことを表明した。

 そこで「失敗に対して寛容ではない」と日本社会への持論を展開すると、「カンボジアにも似たような文化がある」と続ける。そして「ミスをしたやつは絶対にガッツポーズをしろ、と言った。頭おかしいことかもしれないけど、それくらい飛ばさないと脳の動きはいつまでも変わらないと思った」と破天荒な取り組みを行ったことを明かす。

 それはなぜか。本田は「上手くいかなかったことが分かったことが勝ち。失敗は新しいことに挑戦している証なので、成功するために必須なんですよ」と熱弁。「僕の失敗に対する考え方を賛同してくれる人が増えて、それをどんどん考え方が伝わっていけば、いつか常識はいい意味で変わっていくのではないか。リスクを恐れずチャレンジする人が増えたら、日本のパワーはもっと爆発すると思う」と終始、熱く語っていた。

(取材・文 児玉幸洋)