浦和が0-4大敗、リーグ4連敗にサポーター“大ブーイング” 広島は連敗を5でストップ
ACL勢同士の対戦は一方的な展開に… 浦和はホームで今季わずか1勝
浦和レッズは26日、ホームでのJ1リーグ第13節でサンフレッチェ広島に0-4と完敗を喫してリーグ戦4連敗。
試合後の埼玉スタジアムは大ブーイングに包まれた。
ともにミッドウィークでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合を消化し、決勝トーナメント進出を決めている両者の対戦は、突破がかかった一戦の北京国安戦(中国)戦でのスタメンが10人残った浦和と、首位通過を決めていたオーストラリア遠征からの連続スタメンが2人で、大半が遠征を回避した広島という対照的な臨戦過程になった。
先に決定機を作ったのは浦和だった。前半4分に左サイドを切り崩すと、この試合がJ1通算100試合出場になったMF山中亮輔が中央に戻したボールをニアサイドでFW武藤雄樹が合わせた。しかし、ボールはゴールポストを直撃して先制とはならなかった。
すると広島は同6分、左サイド深くまで切り崩すとMF柏好文が入れたクロスは浦和DF鈴木大輔に当たり、さらにゴールポストに当たってこぼれ、そこに詰めたMF森島司が蹴り込んで先制に成功した。
逆に浦和は同18分にFW興梠慎三のクロスを武藤がゴール前でフリーになるチャンスを迎えたが、ヘディングシュートは枠外。すると広島は同25分にコーナーキックからFWドウグラス・ヴィエイラがヘディングシュートを叩き込んで2-0とリードを広げた。チャンスをものにする効率の良さで差がついた試合は、広島の2点リードでハーフタイムを迎えた。
後半、浦和はスタートからMF宇賀神友弥を投入し、同9分にはFWファブリシオも入れて3-4-2-1にシステムチェンジ。しかし広島は同18分、中盤で前を向いた森島が右サイドにスルーパスを出すと、山中の背後を取ったMFハイネルが抜け出しGK西川周作と1対1に。西川が一度はシュートストップしたものの、こぼれ球をハイネルが自ら蹴り込んで3-0とした。
さらに広島は同35分、右サイドを深く切り崩した攻撃から途中出場のFW渡大生がゴール前で難なくゴールに流し込んで4-0とダメ押し。敵地での大勝で広島はリーグ戦の連敗を5でストップした。一方の浦和はこれでリーグ戦4連敗。さらに、リーグ戦のホームでは今季わずかに1勝という状況に、サポーターからは試合後に大ブーイングが浴びせられた。(Football ZONE web編集部)