エンゼルスの大谷翔平(右)とツインズのミッチ・ガーバー【写真:AP】

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15日の試合で本塁クロスプレーで大谷と交錯したガーバー捕手

■ツインズ 4-3 エンゼルス(日本時間15日・ミネソタ)

 14日(日本時間15日)に行われた本拠地でのエンゼルス戦で、大谷翔平投手と交錯して左足を負傷したミッチ・ガーバー捕手。左足首の捻挫で10日間の故障者リスト(IL入り)することとなったが、このガーバーが、交錯時に見せた大谷の気遣いを称賛した。

 アクシデントが起きたのは8回だった。1死一、二塁で二塁走者が大谷だった。グッドウィンが放った打球は中前へ。大谷は一気に本塁を狙った。だが、中堅バクストンが本塁へ好返球。クロスプレーとなり、大谷は寸前のところでタッチアウトとなった。

 この時、スライディングで突っ込んだ大谷の右足と、捕手のガーバーの左足が交錯。大谷の右足に持っていかれるようになったガーバーの左足は大きく捻られた。その場にうずくまったガーバーに、大谷はすぐに歩み寄り、心配そうに肩に手を添えて声をかけた。ガーバーは自力では歩けず、トレーナーに肩を担がれてベンチへ下がって途中交代した。

 MRI検査の結果、左足首の捻挫と診断されたガーバー。米メディア「ジ・アスレチック」のダン・へイエス記者は、自身のツイッターでこの時の様子を振り返ったガーバーのコメントを紹介。その中でガーバーは大谷の人間性を称えた。

 検査結果について「皆とても満足しているよ」とコメントしたガーバー。続けて、大谷が声をかけた場面について「あまり覚えていないんだ。映像を見ると、確かに彼が僕の側に来て肩をポンと軽くたたいているのは確認できたね。本当に良い行いだよ。彼はそんなことする必要なんて全くなかったのに」と振り返った。

 そして、自身が負傷を負ったスライディングについても言及。「確認したけど、正当なスライディングだったよ。スライディングはホームプレート目掛けてするもの。その点で、何の害も無かったね。彼は激しいスライディングをしたことに、気を悪くしなくていいんだよ」と語り、大谷のスライディングには何の問題もなかったと語っている。(Full-Count編集部)