往年の天才MFに加え、名波浩や小野伸二も選出! Jリーグ歴代「超絶ループ弾トップ10」
Jリーグが「超絶ループシュート」を厳選、“ドラゴン”やFKの名手らもランクイン
Jリーグ公式YouTubeチャンネルではさまざまな切り口の映像を届けているが、10日にJリーグ「超絶ループシュート歴代TOP10」のゴール映像を公開した。
1993年のJリーグ開幕から今季で27シーズン目を迎えているなか、特大のインパクトを残した超絶ループシュートにクローズアップしている。
10位に滑り込んだのは元日本代表FW久保竜彦だ。“ドラゴン”の愛称で親しまれたストライカーは、豪快な一撃だけでなく絶妙なキックでもファンを魅了した。9位に元日本代表MF藤本淳吾(ガンバ大阪)、8位にFW林丈統、7位にMF堀米勇輝(ジェフユナイテッド千葉)、6位に元日本代表FW佐藤寿人(千葉)と続く。
5位は現在ジュビロ磐田で指揮を執る名波浩監督の一撃だ。卓越した左足のキックを武器に脅威を与えた元日本代表MFはキックフェイントでタイミングを巧みにずらし、相手GKをあざ笑うかのようなループ弾を決めている。4位にMF高地系治(栃木シティフットボールクラブ)が入り、トップ3は名だたるテクニシャンが並んだ。
3位はFKの名手として知られ、日本代表を長年けん引した天才MF木村和司だ。Jリーグ創成期に活躍した横浜マリノス(当時)の10番は、ワンツーで抜け出すとカーブをかけた絶妙なキックを披露。相手GKの上を通してファーサイドのネットを揺らした。
小野が右足アウトサイトで絶妙キック、1位は滞空時間の長い芸術的一撃
神童として注目を集め、18歳で1998年フランス・ワールドカップに出場した元日本代表MF小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)が2位にランクイン。オランダのフェイエノールトから浦和レッズに復帰した2006年の試合で、ショートコーナーからボールを受けた小野はペナルティーエリア手前でトラップすると右足アウトサイドでキック。力を抜いたような一撃で相手GKの虚を突き、頭上を越す圧巻のシュートでゴールを陥れた。
堂々の1位に輝いたのは、Jリーグ史に燦然と輝く一撃だ。ヴェルディ川崎(当時)の10番を背負った元日本代表MFラモス瑠偉が決めたシュートは、伝説のループ弾として語り継がれている。舞台は1994年12月、サンフレッチェ広島とのサントリー・チャンピオンシップ第2戦。0-0で迎えた後半、相手ゴール前でこぼれ球に反応したラモスは、相手GKがわずかに前へ出ているのを見ると、ふわりと浮かしたキックを披露。滞空時間の長いループ弾は、まさに“芸術的”と表現するに相応しいもので、黄金期にあったV川崎にJリーグ連覇をもたらす一撃となった。
【一覧リスト】Jリーグが選定、「超絶ループシュート歴代TOP10」
10位 久保竜彦(横浜F・マリノス) 2006年9月16日
9位 藤本淳吾(ガンバ大阪) 2017年5月14日
8位 林 丈統(大分トリニータ) 2012年11月23日
7位 堀米勇輝(ヴァンフォーレ甲府) 2018年5月6日
6位 佐藤寿人(サンフレッチェ広島) 2013年9月28日
5位 名波 浩(ジュビロ磐田) 2003年5月5日
4位 高地系治(横浜FC) 2013年11月24日
3位 木村和司(横浜マリノス) 1993年6月30日
2位 小野伸二(浦和レッズ) 2006年5月7日
1位 ラモス瑠偉(ヴェルディ川崎) 1994年12月2日
※カッコ内の所属クラブは当時(Football ZONE web編集部)