開始早々に放った中村(20番)のFKは、ゴールラインを割ったかに見えたが……。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 5月3日に行なわれたJ1リーグ10節で、疑惑の判定が続出した。対象となったのは鹿島対清水、広島対横浜、川崎対仙台の3試合で、いずれもゴールに絡むシーンだ。
 
 鹿島対清水は、開始早々のFKの場面だった。清水がペナルティエリア手前でFKを獲得。中村慶太が直接狙うと、ニアサイドを突いたシュートは、GKクォン・スンテがかき出すもゴールラインを割ったかに見えた。しかし、判定はノーゴールに。清水の選手が副審や主審に詰め寄るも判定は覆らなかった。
 
 この判定にSNS上では、「また誤審?中村のFKはゴールでしょ?」「どう見ても清水のゴール」「「鹿島ファンだけどこれは入ってる(`・ω・´)清水さんに申し訳ない」などと声が上がった。

 また、広島対横浜では、後半アディショナルタイムに放った広島の川辺駿のヘディングシュートがGK朴一圭に掻き出されたシーンに対して、「川辺駿のヘディングシュート これ入ってますよね? 審判何見てるんですか?」「完全にボール入ってるやん」とファン・サポーターがツイート。

 川崎対仙台でも、クロスに合わせた川崎の長谷川竜也のポジションがオフサイドだったとして、「副審もベストなポジションにいながらオフサイドを見落としている」「仙台の2失点目は明らかにミスジャッジ」との声が聞かれた。このシーンについては、仙台の渡邉晋監督も「2失点目は今はVARがないので何とも言えないんですが、おそらく厳しい判定だったと思う」と漏らしている。
 
 いずれのシーンも映像で見る限りでは"疑惑の判定"と言われてもおかしくはなく、SNS上での論争はうなずけるというもの。元日本代表でサッカー解説者の岩政大樹氏も、「ゴールラインテクノロジーくらいは早期に導入しても良いのではないかと思いました。ゴールラインを割るか否かは有無も言わせぬ結果ですからね」とツイッターで私見を述べた。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部