NASAの地球観測衛星「テラ」に搭載された複数角度分光放射計(MISR)が撮影した、米アラスカ州とロシアを隔てるベーリング海の上空に現れた火球。ジェット推進研究所が公開(2018年12月18日撮影)。(c)NASA/GSFC/LaRC/JPL-Caltech, MISR Team / AFP

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【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)は22日、米アラスカ州とロシアを隔てるベーリング海(Bering Sea)の上空に、昨年12月18日に現れた隕石の衛星写真を初めて公開した。

 NASAは、グリニッジ標準時で12月18日午後11時48分(日本時間翌19日午前8時48分)にこの事象が発生したと推測。爆発により、第2次世界大戦(World War II)時に広島に投下された原子爆弾の10倍以上に相当する173キロトンのエネルギーが放出された。

 NASAの地球観測衛星「テラ(Terra)」に搭載された2機の装置で、火球(明るい流星)が大気中で分解した数分後に撮影された画像には、雲上に流れ星の尾の影が差している様子が捉えられている。また、極度に熱せられた空気が雲をオレンジ色に染め上げている。

 静止画は、グリニッジ標準時で同日午後11時50分(日本時間翌19日午前8時50分)に、別の連続写真は午後11時55分(日本時間19日午前8時55分)に撮影された。

 その際の爆発は、2013年にロシアの都市チェリャビンスク(Chelyabinsk)上空で火球が爆発して以来、最大の威力があった。チェリャビンスクの爆発のエネルギーは440キロトンで、1500人の負傷者を出したが、その多くは衝撃で割れて飛び散った窓ガラスが原因だった。

【翻訳編集】AFPBB News