エンゼルスのケイレブ・コワート【写真:Getty Images】

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二刀流挑戦中のコワートがホワイトソックス戦でOP戦初出場、4回に右超え満弾

 大谷翔平に続け! エンゼルスのケイレブ・コワート内野手が4日(日本時間5日)、米アリゾナ州グレンデールで行われているホワイトソックスとのオープン戦でOP戦1号となる満塁弾を放った。

 「8番・一塁」でオープン戦初出場。2ー2で迎えた4回1死満塁の第2打席。2番手右腕デルガドから右超えへグランドスラムをかっ飛ばした。

 この満塁弾に地元メディアも大興奮だ。エンゼルス公式インスタグラムは試合中にもかかわらず、このアーチを映像で紹介。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマリア・トーレス記者は自身のツイッターで「新しい二刀流スター、コワートが満塁弾を打った」と速報。MLB公式サイトのレッド・ボリンジャー記者は「彼は土曜日の試合で投げたばかりだ」と伝え、米メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は自身のツイッターでカワートがチームでの役割について「スーパー・スーパー・ユーティリティ選手だ」と語っていたことを紹介している。

 昨季は47試合出場し、打率.134(112打数15安打)、1本塁打、10打点。昨季終了後にエンゼルスを戦力外となり、マリナーズへ移籍。さらに1月にはマリナーズを戦力外となり、タイガースへ移籍していたが、ジョシュ・ハリソン内野手の獲得に伴い、ウェーバーに掛けられたところ、古巣エンゼルスが再獲得した。

 26歳のコワートは高校時代に投打の二刀流で鳴らしたが、2010年ドラフト1巡目(全体18位)で入団後は野手専念。2015年にメジャーデビュー後も主に内野手としてプレーしていた。だが、オフにマリナーズへ移籍した際に、今季に向けて二刀流調整することが発表され、その後、移籍したタイガースでも投打両方での準備を進めていた。

 わずか2か月半でエンゼルスに戻ったコワートだが、オースマス監督は報道陣から二刀流起用について問われると「イエス」と前向きな発言。チームでは中継ぎ左腕兼一塁手のジャレド・ウォルシュも二刀流で超せりしているが、大谷翔平に続くメジャー二刀流へ大きなアピール弾となったに違いない。(Full-Count編集部)