日本の“粋なロッカールーム”に反響拡大 サッカーの母国も“美”に言及「塵ひとつない」
W杯ベルギー戦後を彷彿させる、日本の整頓されたロッカールームが再び話題に
森保一監督率いる日本代表は、UAEで行われたアジアカップで準優勝に終わった。
アジア王者の称号を懸けた1日の決勝は、カタールに1-3で敗れて涙を呑んだなか、敗退後の綺麗に清掃された日本のロッカールームを大会公式ツイッターが公開。その反響は拡大し、フットボールの母国であるイングランドでも「日本がワールドカップ(W杯)の振る舞いを繰り返した」と伝えている。
日本は決勝で圧倒的な攻撃力を誇るカタールに苦戦。前半12分、27分に立て続けにスーパーゴールを許すと、後半24分にMF南野拓実(ザルツブルク)がネットを揺らして1点差に迫ったが、その後VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定によるPKを与えてしまい、万事休すとなった。
5度目の大会制覇を目前で逃す失意の結末となったが、試合後のロッカールームで最後まで“日本らしさ”を示した。アジアカップ公式ツイッターは綺麗に整頓されたロッカールームと、3言語で「ありがとう」の文字が綴られたホワイトボードの写真を投稿。これにはフットボールの母国イングランドも反応している。
英紙「デイリー・メール」は「日本がアジアカップでのショックな敗戦後、塵一つないロッカールームで去り、W杯での振る舞いを繰り返した」と言及。ロシアW杯ベスト16ベルギー戦(2-3)の敗退後に綺麗にロッカールームを清掃して大会をあとにしたことが大きな話題を呼んでいたが、その再現がアジアカップでも行われたことを紹介している。
「日本はW杯の振る舞いでも広く行きわたる称賛を受けていた。それだけでなく、日本のサポーターもスタジアムを清掃するために試合後もとどまっていた」
敗戦のなかでも日本が見せた粋なマナーに、改めて海外から脚光が当てられていた。(Football ZONE web編集部)